夏になると冷たい物が欲しくなりますね。カフェでアイスコーヒーやジュースを飲んだとき、氷まで食べていますか?冷たくておいしいですよね。
でも、家に帰っても、もっともっと氷が食べたくて、ガリガリと食べ続けたり、なんてことはないですか?
もしそうであれば、ちょっと考えてみてください。もしかして、夏だけでなく、冬でも氷を好んで大量に食べたりしていませんでしたか?
もしかして、あなたは「氷食症(ひょうしょくしょう)」という病気かもしれません。
氷食症(ひょうしょくしょう)とは?
氷を食べる症状、と書く「氷食症(ひょうしょくしょう)」って、聞き慣れない病名ですね。
名前の通り、一番わかりやすい特徴は、氷が無性に食べたくなるということです。しかも、夏だけでなく、季節を問わず氷を大量に食べたくなるんです。あなたは大丈夫ですか?
氷食症の人の特徴は以下のようなものがありますので、自己チェックしてみてください。
【氷食症の人にみられる症状】
□ 季節を問わず氷が食べたくなり、1日に製氷皿1杯分以上の氷を食べてしまう
□ 貧血気味である
□ たちくらみ、めまいなどがある
□ 動悸・息切れ
□ 顔色が悪い・青白い
□ 最近疲れやすい・体力がない
□ 寝付きが悪い・寝起きが悪い
□ 喉が渇いて、冷たい物が欲しくなる
どうですか?あなたは大丈夫ですか?
単に氷が好きで食べてしまうというのであれば、何ら問題ありません。でも、他に貧血や、体調不良などがある場合は、ちょっと疑ってみる必要があるかもしれません。
氷食症になる原因は?
氷食症になる原因のほとんどは、体内の鉄分不足といわれています。
通りで、氷食症は、男性よりも女性に多い病気なはずです。女性は毎月生理がありますので、どうしても鉄分が不足して、貧血ぎみになってしまいがちですね。
また、妊娠している妊婦さんの場合、おなかの中の赤ちゃんの分の鉄分も必要になります。そのため、身体全体としてのの鉄分が不足してしまい、氷食症になることが多いんですね。
また、一部はストレスなどが原因で、氷食症になる場合もあります。
なぜ氷を大量に食べたくなるのかは、よくわかっていません。
氷食症による弊害
氷食症になると、氷を大量に食べますので、身体が冷えてしまいます。冷えは女性の大敵ですよね
それによって、代謝や血行が悪くなって、
- 疲れやすい
- 熟睡できない
- 下痢・便秘
- 肌荒れ
- 太りやすくなる
などの症状も出てきてしまいます。
氷食症の治療法は?
もしもあなたが「氷食症かもしれないな…?」と思ったら、一度病院に行って診てもらいましょう。まずは、内科に行けば大丈夫です。血液検査などがあるはずです。
これによって、鉄分不足によるものかどうかがわかります。そうでない場合は、ストレスが原因と診断されるかもしれません。
女性の場合、鉄分不足による氷食症の場合、貧血のその裏には、もっと大きな病気が隠れている可能性があります。
子宮筋腫や子宮がんなどです。必ずしっかりと診てもらいましょう。
氷食症の予防法は?
氷食症のほとんどは鉄分の不足によって起こりますので、食事で鉄分の多い食品を摂ることを心がけましょう。
- ほうれん草
- レバー
- しじみ・あさり
- ひじき
- のり
- 大豆・納豆
- にぼし
- ココア
- かつお・いわし・まぐろ
食品で摂ることが難しい場合は、サプリメントを利用すると簡単ですね。
ストレスが原因の氷食症の場合は、あなたが現在抱えていると思うストレスをなくすことが必要です。
まとめ
普段なにげなく氷を食べていますが、氷食症という病気があるんですね。ちょっとびっくりですね。
あまりに多くの氷を食べたくなる場合、また、貧血や体調不良などがある場合は、気をつけてくださいね。
また、子供が大量に氷を食べる場合、何の違和感も感じないかもしれませんが、ストレスから来る氷食症という可能性もあります。
一度お子さんに上の「氷食症の人にみられる症状」が出ていないか、チェックしてみてくださいね、