夏に大活躍する「浴衣」。夏祭りや花火大会などには定番ですね。夏らしくてとっても可愛いです。
浴衣は涼しいくて気持ちいいですが、暑い夏の夜だと、やっぱり汗だくになってしまいますよね。1回着たらしっかり洗って、次も気持ちよく着たいですね。
クリーニングに出さずに、自宅の洗濯機で洗うにはどうしたらいいでしょうか?浴衣を自分で自宅洗いするときの注意点などもあわせて、見ていきましょう!
浴衣は自宅の洗濯機で洗える?
大抵の浴衣は普通に洗える物が多いです。まずは浴衣についている、洗濯表示のタグをチェックしましょう。
♥ 洗濯機のマーク → 洗濯機OK
♥ 手洗いのマーク → 手洗いOK
水洗いはできない (これがついていたら自宅で洗えません。) | |
洗濯機OK | |
手洗いOK |
上のようなマークがついていますか?洗濯機マーク・手洗いマークがついていれば、自宅で洗うことができます。
浴衣の洗い方と注意点
あなたの浴衣に、洗濯機マークか手洗いマークがついていたら、洗っていきましょう。
浴衣を洗う前に
色落ちしないかチェック
浴衣の中には、色落ちがするものもあります。特に全体が紺色に染めてあるような浴衣は、色が出ることがありますので、注意が必要です。
初めて洗うときは、他の洗濯物と一緒に洗わず、浴衣のみを洗うといいですね。色落ちがないようであれば、次回からは他の衣類と一緒に洗っても安心です。
目立った汚れをチェック
浴衣を洗い始める前に、ひろげて全体をチェックしましょう。かき氷のシロップをこぼしていたり、夕立ちで浴衣のすそに泥がついたりと、気づかないうちに汚れているところがあるかもしれません。また、汗で汚れがちな、えり部分やわき部分の汚れ具合も見ておきます。
目立った汚れがあった場合は、汚れた部分を先に手洗いしておきましょう。この後また洗いますので、完全に落ちなくても大丈夫です。
浴衣を洗濯機で洗う場合
洗濯表示タグに「洗濯機マーク」があるのを確認できたら、問題ないので洗濯機で洗いましょう!
- 全体をチェックし、目立った汚れ部分は軽く手洗いしておきます。
- 浴衣たたみます。すそやえりなど、汚れがちなところは外に出るようにたたんでくださいね。
- 洗濯ネットに入れて、「ドライコース(手洗いコース)」で洗います。お使いの洗濯機のやさしい洗い方を選んでください。
- のり付けをしたい場合は、脱水後に、一番少ない水にセットしてのりを入れます。
- 脱水します。
浴衣を手洗いする場合
洗濯表示タグに「手洗いマーク」のみで「洗濯機マーク」がない場合、またはあっても、手洗いしたいという場合は以下のように洗ってくださいね。
- 全体をチェックし、目立った汚れ部分は軽く手洗いしておきます。
- 浴衣たたみます。すそやえりなど、汚れがちなところは外に出るようにたたんでくださいね。
- 洗面所のシンク・洗面器・たらいなどに水を入ます。お湯は縮みやすいので水にしましょう。
- そこに、エマールなどのおしゃれ着用洗剤を入れます。
- 浴衣をいれて、しばらく漬けておきます。
- その後、やさしく押し洗いしましょう。
- 事前にチェックして軽く洗っておいた汚れ部分をチェックします。キレイになっていない場合は、おしゃれ着洗剤を直接つけてやさしくもみ洗いをします。
- 洗い終わったら、水を何度か入れ替えながらすすぎましょう。
- 洗濯ネットに入れて、洗濯機で軽く脱水します。(30秒〜1分以内)
- のり付けをしたい場合は、再度、洗面所のシンク・洗面器・たらいなどに水をはります。
- のりを入れて、ゆかたを浸します。
- 再度、洗濯ネットに入れて、洗濯機で軽く脱水します。(30秒〜1分以内)
浴衣を洗った後の干し方
洗濯機、または手洗いが終わったら、干していきます。乾燥機は使わず、陰干しが基本です。
浴衣のシワをやさしく手で伸ばしましょう。えり部分の形も手で整えておきます。着物ハンガーがあると、袖を横に伸ばしたまま干せるので楽ちんです。無い場合は物干しや、長い棒に通すといいですね。
浴衣にアイロンをかける
全体にしっかりとアイロンをかけます。肩や脇などの線、えり部分などを、意識してぴっちりとアイロンがけするようにすると、キレイに仕上がります。
洗濯の途中でのり付けをしなかった場合には、アイロンをかけるときにアイロン用ののり剤をつかうといいですね。
いつも清潔な浴衣で夏を楽しもう!
夏祭りや花火大会に行くのに、汗臭い浴衣でなんて行きたくないですよね!デートだったらなおさらです!
水洗いOKの浴衣であれば、お家でいつでも洗えますので、清潔な浴衣を着ることができます。ご紹介した手順で、浴衣の自宅洗いに挑戦してみてくださいね!