毎日暑いですね。夏の間は毎日暑い日が続き、気温25℃の夏日なんてあたりまえ。常に30℃を超える真夏日がずっと続きますね。
扇風機だけでは、熱中症になってしまう危険性が高いため、エアコンでの冷房は必須となっています。夏になると電気代が上がってしまいますよね。
でも、「エアコンは一日中つけっぱなしにしていても電気代はそれほどでもない」なんてことを耳にしたことはありませんか?本当なんでしょうか?また、暑いのを我慢せずに、電気代を下げる方法はないんでしょうか?
少しでも安く・快適に夏を過ごせるよう、上手なエアコンの使い方を見ていきましょう!
夏のエアコン、一日中つけっぱなしの方がいいの?
ネットなどでは、「夏のエアコンは一日中つけっぱなしの方がいい、電気代も安い。」という話がたくさんありますね。でも、これは状況によります。
基本的に、何故つけっぱなしがいいかというと、エアコンで消費電力が多くなるのは、スイッチを入れたばっかりの時で、一生懸命部屋を冷やそうとしている時だからです。
ですから、涼しくなったら消して、暑くなったらつける、のように、何度もつけたり消したりを繰り返すと、つけっぱなしよりも余計な電力を使ってしまうと言うわけです。一度冷えた部屋の温度をキープする電力の方が少ないんですね。
自転車に乗っているとき、ある程度スピードがでたら、あとは休みながら軽くこぐだけで楽に進みますが、一度止まりかけてから同じスピードにするのには体力がいりますよね。それと同じです。
つけっぱなしが良い場合とは?
♥ ずっと家にいる場合
ずっと家にいる場合は、もちろんつけっぱなしですね。節約のつもりでこまめに消すよりも、つけっぱなしの方が良いです。
♥ 少しの時間だけ出かける場合
ちょっと近所まで買い物、などの場合は、つけっぱなしの方が電気代を節約できることが多いです。短時間の外出でも、一度切ってしまうと、夏の部屋の温度はすぐに暑くなりますよね。戻ってきたとき、またその高温の部屋を涼しくするのにはとても電気を使います。
ということで、少しの時間の外出であれば、つけっぱなしの方がいいと言えます。
切った方が良い場合とは?
♥ 長時間の外出・戻りが夜になる場合
仕事などで朝から夜までいない場合や、昼からのお出かけで遅くなる場合など、長時間の外出や、戻りが夜になる場合は、切っていくことをおすすめします。スイッチの入れ直しも帰ってきてからの1回ですし、帰ってくるのが夜で、気温がいくぶん下がっているからです。
夏のエアコンの電気代を節約する方法
その他、ちょっとした工夫で電気代を節約することができます!
エアコンを掃除する
エアコンのフィルターの掃除はしていますか?エアコンのフィルターにホコリがたまっていると、風が出にくくなり、消費電力が上がってしまいます。
フィルターを取り外して、ホコリを掃除機で吸ってから、水洗いするといいですね。お使いのエアコンの説明書に掃除の仕方が書いてありますので、読んでからやってみてくださいね。
もともと自動掃除機能がついているエアコンであれば、機能をしっかりとONにしてあるのを確かめましょう。
エアコンをつける前に部屋の空気を外に出す
夏に外から帰ってくると、部屋の中がものすごく暑いですよね。夜にもどると、部屋の中の方が外よりも暑いなんてこともあります。
そのままエアコンをつけると、消費電力が多くなってしまいます。まずは、窓を全部開けて、部屋の暑い空気を外に出しましょう。扇風機を使うのも効果的です。
エアコンの風量の設定は「自動」にする
エアコンには「風量」を設定するところがありますよね。「弱」や「強」、「自動」などが選べるはずです。
風量は「自動」にセットしておきましょう。
帰ってきて、エアコンをつけたばっかりの時はとても暑いですよね。風量は「強」にしたいはずです。でも、しばらくして涼しくなってきたら、今度は「弱」でもいいですよね。そのまま「強」にしておくと、冷えすぎますし電気代もかかります。
風量を「自動」にしておけば、エアコンが部屋の温度にあわせて、効率の良い冷房をしてくれますので、無駄な電力がかかりません。
エアコンの設定温度を1℃あげる
暑いとついつい必要以上に低い温度に設定してしまいますね。でも、必要以上に涼しくしている場合が多いです。ある程度涼しくなったら、設定温度を上げていきましょう。
なんと、エアコンの温度を1℃あげると、約10%も節約できるんです!これはすごいですね。
無理する必要はありませんが、できるところまで温度を変えていってみてください。一般的におすすめされているのは28℃ということも憶えておいてくださいね!
エアコンを頻繁につけたり切ったりしない
上で少し触れましたが、エアコンで消費電力が多くなるのは、スイッチを入れたばっかりの時です。電気代が気になるので、こまめにエアコンを切っているという人は多いと思いますが、暑くなってからまたつけると、それはかえって電気代がかさんでしまうんですね。
ですから、こまめに切らないで、自動で一定の温度に保ってもらっていた方が、消費電力は少なくなります。
直射日光が入らないようにする
窓から直射日光が入っていると、当然室内の温度が上がるため、冷えにくくなります。カーテン(遮光カーテンならより効果あり)を閉めたり、窓の外にすだれをかける、また、緑のカーテンなどで、できるだけ日光を遮りましょう。
扇風機も一緒に使う
エアコンをかけている部屋で、扇風機を使うと、エアコンの設定温度が高くても涼しく感じます。
室外機を影にする
室外機が直射日光のあたる暑い場所に置いてあると、室外機の働きが悪くなり、余計に電力が必要になります。屋根や囲いなどを作って、室外機が影になるようにしてあげましょう。
ただし、室外機からは熱い空気が出ますので、それを妨げることのないように、通気性は確保して影を作ってくださいね。
また、室外機のまわりに物が置いてあると、同様に熱い空気の排出に支障が出て、パフォーマンスが悪くなりますので、室外機の近くには物を置かないようにしましょう。
古いエアコンを新しい省エネエアコンに買い換える
あなたの使っているエアコンは、いつ買ったものですか?10年近く前に買ったものだったりしませんか?
エアコンは簡単に壊れないので、そう頻繁に買い換えたりはしないですよね。まだ使えるのにもったいないという考えには賛成ですが、10年近く使っている場合は、新しいタイプへの買い換えで、かなり電気代が節約できます。
10年前のエアコンに比べて最新型のエアコンは、約12%の省エネとなっています。
今年の夏はエアコンの電気代を減らそう!
夏の冷房にかかる電気代を減らす方法は、こまめに切ることだと思っていましたが、必ずしもそれが良いという訳ではなかったんですね。
また、暑さを我慢しないでも、簡単にできる節約法もいろいろありますので、是非できそうなことを上手に試して、今年の夏の電気代を減らしてくださいね!
くれぐれも熱中症にだけは絶対に注意してくださいね!
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