毎日暑いですね。暑い夏だから、まさか風邪をひくなんて思ってもいませんよね。でも、案外いつのまにか風邪を引いている、なんて事は多いんです。しかも、夏風邪はなかなか治りにくいとされています。
暑い夏に風邪をひいてしまう理由はなんでしょうか?また、長引かせないためには、どうしたら良いんでしょうか?
一緒に見ていきましょう!
夏風邪の症状と原因は?
風邪をひくのは冬だけというイメージがありますが、夏には、冬の風邪ウイルスとは違った、夏の風邪ウイルスがいるんです。
夏風邪のウイルスは高温多湿を好み、気温が高い夏でも活発に活動するので、夏であっても風邪をひいてしまいまうんですね。夏風邪の90%はこのウイルスを原因とするものです。
夏風邪の症状には以下のようなものがあります。あなたには、こんな症状は出ていませんか?夏風邪の症状として多いのは、熱・腹痛・下痢・のどの痛みです。
- 熱(微熱・高熱)
- 腹痛
- 下痢
- のどの痛み
- 鼻水
- せき
- 頭痛
- 吐き気
- 発疹
- 目やに
夏風邪が長引く理由は?
夏風邪が長引いてしまう理由は、屋外の気温と室内の気温に大きな差があることが挙げられます。
真夏日・猛暑日などの外の気温の暑さはものすごいですよね。湿気も凄くて少し歩くと汗だくですね。ところが、一旦オフィスやショッピングモールなどに入ると、キンキンにかかった冷房で、今度は凍えるような寒さです。
これによって、あなたの身体は、うまく体温調節ができなくなって、免疫力が弱くなってしまいます。この状態が夏の間ずっと続くわけですから、常にあなたの身体はウイルスに弱い状態になっているというわけです。
長引く夏風邪を早く治す方法は?
夏風邪の場合、風邪のウイルスに効く薬はありません。基本的には、普段の生活習慣を改善しながら、治るのを自然に待ちましょう。
- バランスがよく栄養がある食事をとる
- 睡眠をしっかりとる
- ゆっくりしてリラックスする
- 水分補給をする
夏風邪の予防方法
夏風邪の原因はウイルスですので、夏風邪にかからないようにするには、このウイルスへの予防対策が必要になります。
夏風邪のウイルスを避ける
- 手洗い
- うがい
- 目薬
- タオルなどの共有を避ける
- 相手のツバから守るためマスクなどで保護する
- 夏風邪をひいている人には近づかない
外から帰ったら、手洗い・うがい・目薬をしましょう。とても簡単で基本的なことですが、とても重要です。
また、あなたの家族で夏風邪をひいた人が1人いる場合、その人とタオルやコップなどを共有しないように気をつけましょう。ウイルスが移る可能性があります。風邪をひいた家族にはマスクをしてもらい、ツバなどが飛ぶのを防いで、できるだけ他の家族に移らないようにする必要があります。
小さな子どもさんの場合、保育園や幼稚園で夏風邪をひいている人とは、治るまではなるべく遊ばないようにしたほうがいいですね。
健康に気をつけてウイルスへの免疫力を高める
- バランスの良い食事
- 十分な睡眠をとる
- エアコンにあたりすぎない
- 適度な運動をする
夏風邪のウイルスを寄せ付けない、または、ウイルスと接触しても風邪をひかないようにするには、あなたの身体が健康な状態である必要があります。
夏バテなどでしっかりと食事をしていなかったり、夜が暑くて睡眠不足になっていたりすると、身体の免疫力は急に落ちてしまいます。たくさんは食べられなくてもバランスのとれた食事を心がけると良いですね。
熱帯夜などで暑くて夜に眠れない場合は、少しだけクーラーをつかったり、扇風機の使い方を工夫するなどして、しっかり眠れる環境を作ってくださいね。
また、毎日身体を動かさず、エアコンの冷たい風の中で過ごしていると、身体にストレスがかかり、こちらも免疫力が落ちる原因となります。仕事のオフィスなど、自分でエアコンの温度を調節できない場合は、膝掛けやカーディガンなどで、寒さ対策をしましょう。
冷房で身体の代謝が落ちていますので、少し余分に歩くとか、軽い運動をするようにすると、代謝が上がり身体が健康になって、ウイルスへの免疫力が高くなります。
夏風邪に効く食べ物
ヨーグルトやチーズのような発酵食品
夏風邪はお腹にくることが多いです。そこで、ヨーグルトやチーズなどの発酵食品を食べましょう。腸の中の善玉菌を増やして、腸の働きを健康にしてくれます。
にんにく、しょうがを使った料理
身体の代謝を上げるため、にんにくやしょうがを使った料理を食べるのもおすすめです。冷房で冷えた身体を燃やしてくれます。また、夏バテ中でも、食欲増進の働きがあります。
赤ワイン、緑茶
赤ワインや緑茶に含まれているポリフェノールには、抗菌作用があり、ウイルスなどを抑える働きがあります。
夏風邪は長引かせず早く治そう
夏は気温が高いせいで、風邪をひいてもあまり気にしない人も多いかと思います。でも、放っておくと長引いてしまい、その間に、他の人にも風邪をうつしてしまうことにもなります。
あなたの健康はもちろん、あなたの家族や友達の健康のためにも、夏風邪をひいたら、早く治すように心がけてくださいね!
そんな時、今回ご紹介した内容がお役に立てると嬉しいです!