あなたは布団のダニ対策をしていますか?布団で寝た後に、身体がかゆかったり、身に覚えのない赤いぶつぶつが身体にできていたりしたら、それはダニの仕業かもしれません。
一見、綺麗に見える布団でも、とてもたくさんのダニがいるんですね。
ダニは、梅雨のジメジメした時期〜夏にかけての間、大体6月〜8月頃に一番繁殖して増えるんです。ダニは高温多湿が大好きなんですね。この時期は一層気をつけてダニ対策をしたいですね。
あなたの美容と健康のために、布団にいるダニを駆除する方法を見ていきましょう!
ダニによる健康被害は
発疹・かゆみ
ダニは、人間の皮膚の柔らかい部分(おなか、ふともも、腕の内側など)を狙って、刺してきます。これにより、赤いぶつぶつの発疹ができたり、しつこいかゆみなどの症状が出ます。
アレルギー
ダニの死骸やフンを吸い込むと、ぜんそくや鼻炎などのアレルギーの症状が出ることがあります。
ダニが好きな環境は?
高温多湿なところ
ダニは温度が高く、ジメジメしたところが好きなんですね。梅雨〜夏の時期は、ダニにとってぴったりのシーズンです。
エサのあるところ
ダニがエサにしているものは、人間の垢やフケ、カビなどです。毎日寝ている8時間ほど、ずっと身体が密着している布団、頭をのせている枕などは、ダニにとって格好のエサ場となっているんですね。
布団のダニを退治・駆除する方法
普段あなたがやっているダニ対策は、きっと、天気のいい日にしっかり太陽に当てて干す、という感じではないでしょうか。
もちろんやらないよりはやった方がいいのですが、残念ながら、天日干しでは、ダニを死滅させることはできないんです。
1:ダニを熱で死滅させる
ダニを死滅させるポイントは「高温」です。布団を長時間、高熱に当てることで、中にいるダニを死滅させることができます。
スチームアイロン
一番手軽にできるのが、アイロンを使った方法です。アイロンはかなりの高温になりますので、表面にいるダニは一発で死にます。スチームアイロンを使うと、布団の表面だけでなく内部まで熱が行きますので、より多くのダニを退治することができます。
ふとん乾燥機
布団乾燥機も有効です。多くの布団乾燥機に、ダニ退治モードがついていますので、利用しましょう。高温でダニをやっつけるというわけですね。
布団乾燥機は、大抵敷き布団と掛け布団の間にはさんで使いますが、こうすると、布団の縁の方はあまり熱が行きません。そこで、布団乾燥機のエアマットを敷き布団でつつみ、上から掛け布団をしっかり掛けて、熱が逃げないようにすると効果が上がります。
衣類の乾燥機
布団が薄い場合、また、まくらなどの小さい寝具であれば、ご家庭で使用している衣類の乾燥機でバッチリです。家庭の乾燥機に入らない場合は、コインランドリーの大型乾燥機にかけるといいですね。
乾燥機はとても高温になりますので、天日干しなどでは死滅しないダニも、退治することができます。布団に厚さがある場合は、長めに乾燥機でまわしましょう。
夏の晴れた日の車の中
ちょっと笑ってしまいますが、夏の晴れの日など、車の中がかなりの高温になるのを利用して、ダニをやっつけることもできます。乾燥機に入れるのと同じような状態ですね。
2:ダニの死骸を掃除機で吸う
高熱でダニを死滅させた後は、必ず掃除機を使って、ダニの死骸を掃除しましょう。布団の両面とも、しっかりと掃除機をかけます。
また、最近はダニセンサーがついているふとん掃除機が出ていますので、利用するのもいいですね。
3:普段のケアをする
1〜2の手順、「高熱で死滅→掃除機で死骸を取り除く」という作業は、効果的ですが頻繁にやるのは大変です。普段は、天日干しなどで、できるだけダニを増やさないようにしましょう。
天日干しでは、ダニを死滅させることはできませんが、寝汗などで湿った布団を乾燥させることができますし、太陽光での殺菌・カビの予防にもなるため有効です。しっかり日が差している午前10時〜午後2時の間がいいですね。途中で布団を裏返して、両面ともしっかり干しましょう。
また、簡単にできる、布団の掃除機がけも普段からしておくことをおすすめします。
ダニ退治をして快適な睡眠を
布団のダニを完璧に駆除することは難しいですが、減らすことはできます。また、防ダニ布団やダニ対策付きの家電なども、積極的に利用するといいですね。
あなたの美容と健康のためにも、今回ご紹介したダニ退治法を、ぜひ試してみてくださいね!