あなたは普段「落し蓋」を持っていますか?
煮物を作る時にレシピをチェックすると出てくる落し蓋。「持ってないのよね〜」という人も、案外多いんじゃないでしょうか?
「頻繁に使わないし、わざわざ買うのもなぁ…」なんて思っちゃいますよね。
そこで今回は、落し蓋がない時に、落し蓋として使える代用品をご紹介します。
代用品と言っても買う必要はありません。大抵のお宅のキッチンにあるもので間に合うので安心してくださいね!
お金をかけずに落し蓋効果をゲットしちゃいましょう!
落し蓋を使う理由
最初にちょっとだけ落し蓋について触れておきます。
そもそも落し蓋を使う意味って何でしょうか?同じ役割ができるものであれば、落し蓋の代わりに使えるってことですよね。
落し蓋のメリットをざっと紹介しておきますね。
- 煮汁が素材に均等に行きわたるので、味の付き方にばらつきが出ない
- 煮汁が少なくても大丈夫
- 素材が煮崩れするのを防ぐ
- アクがくっつくので多少のアク取り効果あり
こんな感じの効果があるので、煮物を作る時に上手に使うと、おいしく仕上がりそうですね。
↓こちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事 煮物で落し蓋を使う理由って何?落し蓋の種類や効果的な使い方を知って料理上手に!
落し蓋が無い時に代用できるものは?
では、具体的に落し蓋の代わりに使えるものは何なのか、見ていきましょう!
たいていのお家のキッチンにある、これらのものが代用できます。
- アルミ箔(アルミホイル)
- クッキングシート
- キッチンペーパー
- 軽めのお皿
アルミ箔(アルミホイル)の落としぶた
落し蓋の代用で一番メジャーなのがアルミホイルじゃないでしょうか?
我が家には落し蓋がないので、いつもアルミホイルで代用しています。ちゃんと落し蓋と同じ働きをしてくれますよ!
●作り方
- アルミホイルを鍋の上にかぶせて押し付けます。(鍋の直径の印をつける)
- 印よりも少し小さめに折り込んで鍋に入るサイズに丸く整えます
- 真ん中に穴を開けます。
- 食材の上からかぶせます。
- これでOK!
●メリット
- 家にある
- お鍋の大きさピッタリサイズに作れる
- 使い捨てで衛生的
- 置き場所がいらない
何と言っても、いつもキッチンにあるものを使うので、わざわざ買う必要が無いのが良いですね。
また、普通の落としぶただと小さいお鍋には入りませんが、アルミホイルなら調整可能ですから、お鍋のサイズを選ばず、ぴったりサイズにできるのも利点です。
毎回使い捨てなので衛生的で、収納場所が必要ないのもいいですね。
●デメリット
- 酸や塩分の強い調味料に長時間つけておくと溶けることがある
アルミホイルは熱には強いのですが、強い酸や塩分などには弱く、長い時間つけたままにすると溶けて穴が空くことがあります。
煮物を作る間ぐらいは問題ありませんが、完成したらアルミホイルは取り除いておきましょう!
クッキングシートの落としぶた
クッキーを焼いたりするときに使うクッキングシートも、落し蓋の代わりになります。
●作り方・使い方
- クッキングシートを鍋の上にかぶせて押し付けます。(鍋の直径の印をつける)
- 印よりも少し小さめにはさみで丸く切ります。
- 真ん中に穴を開けます。
- 食材の上からかぶせます。
- これでOK!
●メリット
- 家にある
- お鍋の大きさピッタリサイズに作れる
- 使い捨てで衛生的
- 置き場所がいらない
- アクを引き寄せて一緒に取ってくれる
メリットはアルミホイル・ペーパータオルとほとんど一緒ですね。
●デメリット
- 特になし
↓こちらのクッキングシートの使い方の所に、落としぶたとしても使えると書いてありますよ〜。
キッチンペーパーの落としぶた
キッチンペーパーも大抵の家庭にはありますよね。これも落し蓋の代用になります。
キッチンペーパーは、カラーインクで柄が印刷してあるものでなく、白いものがおすすめです。
ペラペラのものだとボロボロとちぎれてしまう可能性があるので、ちょっと厚手でしっかりしたものが良いです。
あなたのお家のキッチンペーパーを一度水で濡らしてみて、ボロボロにならないか確認してから使ってくださいね。
●作り方・使い方
- 鍋の大きさに合わせて丸く切るか、そのまま鍋に入れて半端部分を折ります。
- これでOK!
●メリット
- 家にある
- お鍋の大きさピッタリサイズに作れる
- 使い捨てで衛生的
- 置き場所がいらない
- 表面にピッタリくっつくので、食材の上部にも味がしっかりまわる
- アクを引き寄せて一緒に取ってくれる
メリットはアルミホイルとほとんど一緒ですね。
キッチンペーパーの場合、煮物のアクがくっついてくれるのがいいですね。
●デメリット
- 特になし
軽めのお皿の落としぶた
家にはアルミホイルも、クッキングシートもキッチンペーパーも何も無い!ちょうど切らしてしまった!
そんな場合でも大丈夫!お皿が落としぶたになります。
重いお皿だと、食材が潰れてしまうので、軽めのお皿がおすすめです。
●使い方
- できるだけお鍋の直径に近くて、軽いお皿を用意します。
- お鍋の食材の上に伏せた状態でそっとのせます。
- これでOK!
●メリット
- 何も買う必要がない
メリットはアルミホイルやクッキングシート、ペーパータオルなどのキッチン用品さえも使う必要が無いことです。
お皿なら絶対にありますよね。
●デメリット
- 特になし
落し蓋を使わないとどうなる?鍋のフタとの違いは?
レシピなどで「落としぶたを使いましょう。」とあるのに、使わないでいたらどうなるんでしょうか?
- 煮汁が少なくて食材に味が均等につかない事がある
- 鍋の中で動いて煮崩れすることがある
大抵この2つですね。
落し蓋がないと、煮汁が上まで巡回しないので、味のしみ方が偏る(上に味がついていない)ことがあります。
また、グツグツ煮る場合、落し蓋が上からかぶさっていないと、食材が鍋の中で動いて煮崩れの原因になります。
ただし、魚のような柔らかいものでなく、大根やじゃがいもといった固めの野菜であれば、多少の荷崩れを覚悟で鍋を動かして煮汁を回せば、大丈夫な場合もあります。
わたしは面倒なので、筑前煮のようなものであれば、落し蓋無しで、適宜鍋を動かして仕上げてしまいます。
お鍋のフタを使うのとはどう違うのかな?と思いますが、お鍋のフタは、落し蓋のように食材にピッタリくっついていないので、鍋を動かさないで少ない煮汁を全体に回すことができません。
また、鍋の中で食材が動くのを防止することもできません。
このように、食材にくっついている落し蓋と、食材から離れている鍋のフタは違っているんですね。
落し蓋が無くても代用品でおいしく料理
落し蓋をつかうと、煮物が美味しくできるなら、ぜひ使いたいですね!
もしもあなたが、「でもわざわざ買うのはなぁ…」と思っているならば、今回ご紹介したように、アルミホイルやクッキングシート、ペーパータオルやお皿を代用してみてください。
市販の落し蓋を使ったときと同じように、美味しく出来上がるはずですよ。
これからも美味しい煮物を作ってくださいね!