普段買っているお砂糖に、賞味期限が書いていない事に気づいていましたか?消費期限が書いていないと、いつまでに使い切ればいいのかがわからないから困りますよね。
わたし自身、それに気づいたのは最近です。なんと保存棚の奥〜の方から砂糖が出てきたのですが、賞味期限が書いてなかったのです。見た目は大丈夫そうでしたが、その砂糖を使っても大丈夫なのか心配でした。
そこで製糖会社(砂糖を作っている会社)に電話をして、砂糖の賞味期限について聞いてみたのでシェアしたいと思います。
この記事では、砂糖の賞味期限についてと、品質が劣化して食べないほうがいい砂糖の判断方法などをご紹介していきます。
あなたが砂糖ってどのくらい持つものなのかなぁ…?と疑問に思っているのであればぜひチェックしてくださいね!
砂糖に賞味期限はあるの?
製糖会社のお客様相談室に電話してきいてみたところ、「砂糖に賞味期限はありません。」といわれました。
ちょっとびっくりですよね。だから砂糖の袋には消費期限の印字がなかったんですね。
問題なく保存できていれば、10年でも大丈夫とのことでした。(開封・未開封とも)
普通の家庭であれば、砂糖を買ってから使い切るのに10年以上もかかることはないので、心配せず使えますね。
ただし、すべての砂糖に賞味期限がないというわけではないことがわかりました。
上白糖、三温糖、グラニュー糖、ザラメ糖などは、賞味期限がありませんが、黒砂糖に関しては賞味期限があるそうです。
気になって調べてみたところ黒砂糖に関しては普通の砂糖に比べて、痛みやすいということがわかりました。
砂糖の場合、賞味期限が書いてあるもののみ、品質が劣化しやすいものなので気をつけるように考えておけばOKです。
また、一部の製糖会社では、製造管理番号をつけているところがあります。賞味期限がないという点では同じですが、電話をして製造管理番号を伝えると、その砂糖の「製造日」がいつなのかを調べてもらうことができます。
砂糖に賞味期限がない理由は?
砂糖に賞味期限がない理由として、製糖会社カスタマーサービスの方は、「砂糖はとても品質が安定した食品だから。」と説明してくれました。
通常、食品に賞味期限(または消費期限)をつけることが食品表示法で義務付けられていますが、砂糖は「期限の省略可能な品目」に入れられています。賞味期限表示をしなくてもいいという明確な基準があるということですね。
確かに普通の食品と違い、砂糖は腐ったりすることもないので、何年も保存していても品質の劣化があまりなさそうです。理由がわかれったので、安心して砂糖を使えますね!
賞味期限のない砂糖でも使わない方がいい場合とは?
「砂糖は品質が変化しにくいため消費期限がない」というのは本当ですが、状態が悪くなることももちろんあります。
ですから、砂糖がちょっとおかしいな…と思ったら、食べるのをやめましょう。
たとえば以下のような場合は、砂糖が傷んでいる可能性があります。
- 何もしていないのに砂糖が溶けている
- 砂糖の一部分だけが変色している
この点を気をつけてくださいね。
砂糖に虫がわいた!という話も聞きますが、砂糖は基本的に乾燥しているので虫がわくことはないので、外から侵入したと考えられます。
砂糖自体には問題ありませんが、気持ちが悪い場合は捨てましょう。
以下のような状態の場合は、食べても大丈夫です。
- 砂糖がサラサラでなく固まっている
- 砂糖全体がうっすらと黄ばんでいる
砂糖が固まってしまうことがありますが、これは何も問題ありません。安心して使ってください。
また、砂糖全体がうっすらと黄色く見えることがありますが、これは「メイラード反応」というものです。糖と少しのアミノ酸と糖が反応して起こるもので、問題ありません。
上で述べたように、「一部だけ」が変色している場合は傷んでいる可能性があるのでやめましょう。
砂糖の賞味期限 まとめ
今回は砂糖の賞味期限に関してご紹介しました。
ざっとまとめると
- 砂糖に賞味期限はない
- 砂糖は品質の変化が少ないので、食品表示法で賞味期限の省略可能な品目になっている
- 砂糖の状態がおかしい時は食べない
といった感じです。
気になっていた「砂糖の賞味期限がない理由」がわかったので、かなり安心できました。
我が家の棚の奥から出て来た砂糖ですが、状態の良し悪しの判断基準がわかったので、しっかりチェックしたところ、問題ないようです。なので、安心して使っていこうと思います。
あなたも安全に、そして美味しく砂糖を使っていきましょう!