子どもから大人まで大好きな「おにぎり」、美味しいですよね! 誰でも簡単に、すぐに作ることができるし、時間が無いときにでも、片手でぱぱっと食べることができます。
毎日の会社のお弁当や、行楽の時のお昼ご飯には欠かせないんじゃないでしょうか。
そんなおにぎりですが、夏に持って行ったおにぎりが、傷んでしまって食べられなかったという経験はありませんか?夏場の暑い時期は傷みやすいので注意が必要ですね。
今後はそんなことがないよう、夏のおにぎりの傷みにくい作り方、具材、また、持ち運び方法などをご紹介します。
夏のおにぎりが腐りやすい条件
おにぎりはもちろん、食べ物が腐りやすくなるのには、条件があります。
- 気温(30℃〜40℃)
- 湿度が高い
気温が30℃〜40℃で湿度が高い状態だと、食材に雑菌が繁殖しやすくなって、腐ってしまうと言うわけです。だんだん、暑くて蒸し蒸しした気候になってくる梅雨時から、夏の終わりまでは、この条件があてはまるため、食材がとても腐りやすくなってしまうので、一層の注意が必要です。
夏に腐りにくいおにぎりの握り方
まずは、おにぎりを握るごはん、そして、おにぎりを握るときにできる、痛み防止法です。
ご飯を炊く時にお酢や梅干し、しょうがなどを入れる
おにぎり用のごはんを炊く時に、殺菌効果のある食材をいれて炊くと、ごはんが傷みにくくなります。
- 梅干し 1個
- お酢 小さじ1杯程度
- しょうが 3スライス程度
梅干しやお酢、しょうがには、殺菌作用があります。炊く時に入れておくと、ごはん全体に殺菌作用がいきわたります。その結果、傷みにくいおにぎりを作ることができます。
炊きあがりのごはんが、梅干し・お酢・しょうがのにおいでくさくないかなあ?と思うかもしれませんが、炊きあがりにはほとんど感じないので、一度試してみてください。気になる場合は量を減らしてみるといいですね。
真夏はなるべく炊飯タイマーは使わない
明日の朝用に炊飯器のタイマーをかけて寝る人も多いかもしれませんが、梅雨〜夏場の時期は、炊飯器の中の温度も上がります。できるだけ、夜寝る直前にセットしましょう。可能であればタイマーを使わずに、朝に炊くのがいいですね。
とは言っても大変ですね。氷を入れておくと多少効果があります。また、炊きたてにこだわらず、冷蔵・冷凍してあるごはんを使ってもいいですね。
おにぎりを素手で握らない
おにぎりを握るときには、まず手をしっかりと洗いましょう。基本ですね。ただし、しっかり洗ったとしても、やはり念のため、素手で握らず、ラップを使いましょう。
おにぎりは普通のごはんよりも腐りにくいイメージがありますが、素手で握った場合は、おにぎりの方がグンと腐りやすいんです。
おにぎりにのりは巻いておかない
おにぎりにのりを巻くと、ごはんの水分が移り、傷みやすくなります。できれば別にしておいて、食べる直前に巻きましょう。直前に巻くとパリパリとした食感でおいしいですよ。
おにぎりの熱を取ってから包む
おにぎりは、熱いうちに包んでしまうと、ゆげが水分になってしまい、おにぎりが腐りやすくなります。おにぎりの熱がしっかり取れたのを確認してから、ラップやホイルなどで包みましょう。複数のおにぎりを持って行く場合、まとめて包むのではなく、ひとつひとつ分けて行きましょう。
また、お弁当用の抗菌シートがありますので、おにぎりに巻いておくのもいいですね。100円均一でも売っています。
夏に腐りにくいおにぎりの具
夏に腐りにくいおにぎりにする具にあてはまるキーワードは、抗菌作用のあるもの・水分が少なく味付けの濃いものです。
- 梅干し
- ゆかり(シソ)
- こんぶの佃煮・塩こんぶ
- 焼き鮭(塩が利いていてしっかり焼いてあるもの)
- 塩
おにぎりと言えば梅干しですよね!抗菌作用抜群です。上でご紹介したように、ごはんを炊く時に、梅干し・お酢・しょうがなどをいれて、ごはん全体に殺菌作用がある場合は、具を真ん中に入れるだけでOKですが、普通のごはんを使う場合は、おにぎり全体に混ぜ込むと、傷みにくくなります。
定番のゆかりや昆布などの、味付けの濃いものがおすすめですね。焼き鮭の場合は塩鮭を選んで、しっかりと焼いて入れましょう。
夏に避けた方がいいおにぎりの具
反対に、夏に避けた方がいい具にあてはまるキーワードは、水分の多いもの・味付けの薄いものです。
- めんたいこ
- ツナマヨ
- おかか
- 炊き込みご飯
めんたいこのおにぎりはとっても美味しいですが、生のままのおにぎりは、夏にはNGです。どうしても入れたい場合はしっかり焼きましょう。また、卵が入っているマヨネーズは、腐りやすいので避けましょう。炊き込みごはんなども、実は傷みやすいということを、憶えておいてくださいね。
夏におにぎりを持って行くときのコツ
さて、ここまで見てきたことに注意して、おにぎりを握ることができたら、次は持って行くとき、お昼までの保管で気をつけることです。
- 保冷剤を入れる
- 保冷バッグを使う
- 凍らせたペットボトルを使う
- クーラーボックスを使う
一番気にしなくてはいけないのは、温度ですね。暑いところに置いておけば、それだけおにぎりが腐りやすくなります。夏は常温でもかなり温度が高いので、おにぎりを涼しい状態にしておくのが基本です。
必ず保冷バッグを使いましょう。普通のバッグと比べて保冷具合が全然違います。また、ケーキを買ったときについてくるような保冷剤をいれたり、冷凍したペットボトルのお茶と一緒にしておくと、バッチリです!
車の場合は、車内がかなり暑くなりますので、車内におきっぱなしにするのはやめましょう。車の場合は荷物になってもいいはずなので、クーラーボックスを持参するのがおすすめです。
ただし、これらの工夫をしていても、なるべく早く食べるようにはしてくださいね。夕方まではちょっと厳しいかもしれません。
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あなた自身はもちろん、ご結婚されているなら、旦那様やお子さんが、夏でもおいしく健康におにぎりを食べられるように、ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね!
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