日ざしが強くなって、紫外線が降り注ぐ夏。多くの女性はしっかりとお肌の日焼け対策をしますよね。
顔や手足には日焼け止めを塗って、ストールで首を隠し、肌をなるべく出さないようにして、日傘もさす。だから日焼け対策は万全よ!と思っている女性も多いんじゃないでしょうか。
でも待って!「目」の日焼け対策はしていますか?びっくりしてしまいますが、実は「目」だって日焼けするんです!
詳しく見ていきましょう!
夏の紫外線で「目」も日焼けする?
本当に「目」なんて日焼けするの〜?と思ってしまいますよね。でも本当なんです。
もちろん紫外線を浴びる時間が短時間であれば、通常は問題ありません。毎日外に買い物に行ったり、通勤したりするときなどに、夏の強い日ざしを浴びても、短い時間ですので大丈夫です。安心してくださいね。
ただし、長い時間にわたって強い紫外線を浴びると、目に影響がでることがあります。
たとえば、海水浴で1日中、太陽がギラギラと照る中にいたり、登山や屋外でのスポーツ、夏のアウトドアキャンプなどは気をつけなくてはいけません。また、炎天下で行う屋外での仕事も、紫外線による目への負担は大きくなります。
目の日焼けによって起こる症状・病気
目の日焼けと言っても、お肌のように黒くなるわけではありません。初期症状は、目が痛い、充血する、しみる、かゆいなどですが、重度な目の疾患につながることがあります。
翼状片(よくじょうへん)
目頭(めがしら)から黒目の方に、白目の組織が三角形に伸びてきます。
(初期症状)目が充血する、目がころころする、目が乾く
紫外線角膜炎
紫外線によって角膜が傷つき、炎症を起こします。
(初期症状)目の痛み、充血、異物感、涙が止まらない
黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)
黄斑(角膜の中心)に異常が出ます。
(初期症状)物がゆがんで見える、暗く見える、視力が低下する
白内障
水晶体が白く濁ってしまいます。
(初期症状)物がかすんで見える、ぼやけて見える
目を日焼けしてしまった時の対処法
長時間、強い紫外線を受けるような状況にいた後、目に痛みや充血などの症状が出た場合、それは紫外線の影響かもしれません。
症状が酷くない場合は自分でケアしましょう。
- 目を冷やす
- UVケア用の目薬をさす
- 早く寝て目を休ませる
上記のようなケアをしても治らない場合は、上でご説明したような重度な疾患につながる恐れがあります。すみやかに病院に行きましょう。
目を紫外線の日焼けから予防する方法
UVカット効果のあるサングラスをかける
目への紫外線をカットするのに一番効果があるのが、UVカット効果のあるサングラスです。ちゃんとしたUV効果があるものを選べば、なんと目への紫外線をかなりカットできるんです。
UVカットサングラスには、どのくらい紫外線をカットしてくれるかを「紫外線透過率」で表示してくれています。例えば、「紫外線透過率1.0%以下」となっていれば、1.0%以下しか紫外線を通さない、反対に言えば、99%以上の紫外線をカットしてくれると言うことです。値段や見え方はいろいろですので、めがね店に行って、相談しながら実際にかけ比べてみると良いですね。
レンズは薄い色がおすすめです。太陽の光をカットするなら、黒いサングラスの方がいいと思いがちですよね。でも、暗い色のサングラスをかけていると、光を取り込もうとして、目の瞳孔が開いてしまいます。そうすると、より多くの紫外線が目への紫外線を目に受けることになってしまいます。
サングラスはUVカット機能が無くても、黒ければ良いだろうと思いがちですが、このような理由でかえって目に悪いので注意が必要です。UV機能のあるものを選びましょう。
帽子をかぶる
帽子をかぶるだけでも、目への紫外線を20%程度カットすることができます。
サングラスはちょっと抵抗があるなという女性もいるかもしれませんね。そんな時は、つばが大きめの可愛い帽子をかぶりましょう。
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目の日焼けも気をつけて!
お肌の紫外線対策はバッチリしているのに、目も日焼けするなんて、ちょっとびっくりですよね!
普段の生活であれば、目に酷い日焼けをすることはありませんが、海や山、屋外レジャーなどで、長時間紫外線にさらされる状況になるときは、目の保護も忘れないようにしてくださいね。
目も肌も紫外線対策をして、この夏も健康に過ごしましょう!
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