これ、悩んだことがある人も多いのではないでしょうか?もちろんわたしもです!
そこで今回は、レシピにある「小麦粉」は「薄力粉」で代用できるのか、どう違うのか?について見ていきたいと思います。
小麦粉と薄力粉はどう違う?
結論から言うと、レシピなどに「小麦粉」と書いてある場合は、「薄力粉」と同じ意味で使っている場合がほとんどです。
詳しく説明していきますね!
「薄力粉」は「小麦粉」の種類の一つ
「小麦粉」というのは、その名の通り、小麦を粉にしたものです。
ですが、小麦にはいくつか種類があって、含まれるタンパク質(グルテン)の多さや弾力性などが違います。
小麦を粉にしたものはすべて「小麦粉」なのですが、元の小麦の種類によって、小麦粉も3つに別れます。薄力粉もそこに含まれています。
- 薄力粉:タンパク質少ない⇒お菓子・ケーキ・天ぷらなど
- 中力粉:タンパク質中くらい⇒うどんなど麺類
- 強力粉:タンパク質多い⇒パン・ピザ・餃子の皮など
薄力粉(はくりきこ)
普段わたしたちがお料理でよく使うものが、この「薄力粉」です。
タンパク質(グルテン)が少ないので、弾力がないタイプです。
クッキーやケーキなどのお菓子や天ぷらの衣などにぴったりです。
普段、普通の家でもっとも使われているのが、薄力粉なので、レシピにただ「小麦粉」とだけ書いてある場合は、「薄力粉」を指しているはずです。
下で紹介しますが、小麦粉の中でも「中力粉」「強力粉」を使うレシピの場合は、「小麦粉」だけでなく、かならず「中力粉」「強力粉」と書いてあるはずです。
中力粉(ちゅうりきこ)
中力粉は、薄力粉と強力粉の中間に位置する小麦粉で、タンパク質(グルテン)の量も、両者の中間です。
主にうどんなどの麺類をつくるときに使う小麦粉です。
手作りうどんのレシピだと、たいてい「小麦粉(中力粉)」となっているはず。
強力粉(きょうりきこ)
強力粉はタンパク質(グルテン)を多く含んでいるので、弾力性があります。
なので、パン生地やピザ生地など、もちもちしたものを作る時に使われます。
こちらもレシピには必ず「小麦粉(強力粉)」などといったように、「強力粉」の文字があります。
レシピに「小麦粉」とあったら「薄力粉」のこと
このように、「小麦粉」というのは小麦を粉にしたものの総称で、種類は3種類です。
レシピで中力粉・強力粉が必要な場合は、「小麦粉」という表記だけでなく、かならず「中力粉」「強力粉」と書いてあるはず。
反対に「小麦粉」としか書いていない場合は、「薄力粉」と思ってOKです。
料理などでは薄力粉が多く使われているので、薄力粉=小麦粉のように使われているということです。
また、心配な場合は、そのレシピが何を作るものなのかで考えてみてください。
- 薄力粉⇒お菓子・ケーキ・天ぷらなど
- 中力粉⇒うどんなど麺類
- 強力粉⇒パン・ピザ・餃子の皮など
こんな感じでざっとおぼえておけば判断基準にもなりますね!
まとめ
わたし自身も最初は「レシピに小麦粉ってあるけど、家にある小麦粉には「薄力粉」って書いてある…。これでいいのかな?」なんて迷いました。
でも、とくに注釈がなければ、一般的には「小麦粉=薄力粉」と考えて大丈夫です。
これで悩まずに料理にとりかかれますね。
美味しいものたくさん作ってくださいね!