不幸の知らせは急に来ますね。お通夜やお葬式などが、いつあったとしても、しっかり対応していきたいものです。
喪服を一式揃えてある女性がほとんどだと思いますが、髪型にも気を遣っていますか?普段のままという人も多いんじゃないでしょうか?
念のためもう一度、葬儀の時のヘアスタイルやヘア小物のマナーについておさらいしておきましょう!
喪服の時の髪型の基本
喪服でお通夜やお葬式に参列するとき、マナーに沿ったヘアスタイルにするは、基本を抑えれば迷うことがありません。
基本の考え方は「地味にする」です。
♥ コンパクトに束ねる
♥ 華美にならないようにする
♥ 髪色の基本は黒
コンパクトに束ねる
ロングヘアやミディアムヘアの場合、髪の面積が大きいため、葬儀の間のちょっとした動作の時に、揺れたり顔にかかったりして、目立ちやすくなってしまいます。
できるだけ控えめにするのが基本ですから、長い髪は束ねるのがマナーです。束ねることによって髪の動きがなくなるため、御焼香の時や僧侶・親族への一礼の際も、顔に髪がかかったりせず、美しく見えます。
華美にならないようにする
お通夜・葬式は、悲しみの場ですから、華美に見えるのは避けて、できるだけ地味を目指します。
あなたの髪が、ストレートヘアでなく、ウェーブの大きいパーマや巻き髪などの場合、どうしてもぱっと華やかにな印象になってしまいます。ですから、それを抑えるような工夫が必要です。
たとえば、一つに束ねても、毛先の方はウェーブが広がる場合、お団子にするなどして、華美に見えないようにしましょう。
髪色の基本は基本黒
髪色は基本的には「黒」です。自然な茶色なら問題ありませんが、基本は黒だということは憶えておきましょう。もしも、かなり明るい髪色の場合は、一時的に染められるスプレーなどを利用して、できるだけ暗い髪色にしていきます。
喪服に合わせる髪型:ロング・ミディアム・ショート
ロング
一つに束ねる
ロングの人が、一番簡単にできる髪型は、「後ろで一つに束ねる」です。え、それだけ?と思うかもしれませんが、それで問題ありません。束ねるときは、しっかりとブラッシングをしてから、キレイに束ねましょう。また、髪は耳にかけてすっきりさせます。
また、髪を横で束ねて、右側か左側かの体の前に垂らす、のは、あまりおすすめしません。礼をしたときなどに、前側に垂れ下がるからです。
後ろでスッキリと束ねるのがおすすめです。
おだんごヘア
すっきりとさせるなら、おだんごヘアがおすすめです。また、上ですこし触れたように、パーマで大きなウェーブがついている場合は、華美にならないようお団子にして、ウェーブを隠すのがいいですね。
お団子ヘアにするときのポイントは、「耳より下の低い位置でまとめる」です。頭の高い位置にするお団子は派手に見えるため、慶事向きとなります。結婚式などは高い位置のお団子が合っています。しかし、お葬式の場合は、地味にするため、なるべく下の方でお団子を作るのが基本です。
アップにする方法では、夜会巻きはどうかな?という人もいますが、基本的に夜会巻きはパーティなどの髪型で、高い位置で大きくコージャスに盛るため、派手に見えるため、葬儀には向きません。
セミロング
一つに束ねる
ロングと一緒になってしまいますが、束ねる長さがある場合は、一つに束ねていきましょう。セミロングの長さにも寄りますが、やはり、お辞儀などの時に髪が顔にかかったりして、あまりよくありません。
もしも長さが中途半端だったりして、見た目がいまいちという場合は、飾りシニヨンを使ってみるのもいいですね。一気にフォーマルになります。バレッタがついているものなら、うまく隠せて、より自然に見えます。
いろいろな大きさがありますが、喪服に合わせるなら、小さめできゅっとまとまった感じのものがおすすめです。派手にしないのがポイントです。
ハーフアップは、顔にかからずスッキリしていますが、やはり降ろしている髪部分があまり、葬儀向きではありません。できるだけまとめていきましょう。
ショート
ナチュラルなままで
ショートヘアは、髪が邪魔することもありませんので、そのままでOKです。ただし、外はねなど、あまり動きのある髪型でなく、ナチュラルなままで行くのがいいですね。
ボブなどで、お辞儀をしたときに、顔にかかる場合は、耳にかけておくようにしましょう。
前髪
前髪は、長い場合は長い場合はピンで留める、スプレーで固めるなどをして、お辞儀の後に、毎回前髪を直す必要がないように工夫してくださいね。
喪服に合わせるヘア小物は
必要になりそうなヘア小物は、ゴムやバレッタ、リボンやシュシュなどですね。
- 色は基本黒
- ツヤのないマットなタイプの物
- 黒でもごてごてと飾りのあるのもは避ける
- 使用は最低限にする
ヘア小物も、考え方は同じです。「地味にする」というのを基本に考えればOKです。
色はもちろん「黒」です。素材は、ツヤのないタイプでマットなものを選びましょう。また、色が黒だとしても、ごてごてと飾りのついた物や大きいものは、避けるといいですね。
また、ヘア小物は、いくつも使わず、最低限のものだけ使うようにしましょう。
失礼にならないようマナーを守った髪型で
喪服で、お通夜・葬式に行くときの髪型・ヘア小物の基本についてご紹介しました。「え…何だか厳しいんだな…。」と思った女性も多いかもしれませんね。でも、基本はこうなんだということを、おぼえておいてくださいね。
ただし、葬儀に参列したことがあるならおわかりの通り、実際は、全員がそこまできっちりと守っているわけではありません。昔よりもずっと寛容になってきているのは事実ですから、安心してください。
ですが、マナーに沿った装いをするということは、故人やその親族への敬意の表れとなりますので、それは忘れないでいてくださいね。
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