年末はお歳暮の季節ですね。毎年お世話になった方にお歳暮を贈っているという人も多いんじゃないでしょうか。
でもこのお歳暮、喪中の時はどうすればいいんでしょう?喪中の場合は、お正月飾りや年賀状などのおめでたいことは、遠慮するのが普通ですよね。
あなたが喪中の時、または、相手が喪中の時、お歳暮は出してもいいんでしょうか?気をつけることは…?
今回は、喪中の時にお歳暮を贈るマナーについてご紹介します!
あなたが喪中の場合のお歳暮
あなた自身が喪中の時にお歳暮を贈っていいの?
年末に贈っている「お歳暮」は、単なるプレゼントであって、めでたいお祝い事ではありません。あなたが喪中であっても、お世話になっている人達にお歳暮を贈って問題ありません。
お歳暮を贈る時期
- 12月初旬〜20日…御歳暮
- 1月8日〜2月4日…寒中御見舞
喪中にお歳暮を贈る場合、通常のように12月初旬〜20日に出す場合は「御歳暮」として出せます。また、1月8日〜2月4日の間なら「寒中御見舞」として出しましょう。
一般的に、四十九日が過ぎていない場合、喪中のお歳暮は控えても良いとされています。ただし、相手があなたが喪中なので、お歳暮を贈ってこないということを知らない場合は、相手の心証を悪くする可能性があります。また、あなたとしてもお世話になっている人には贈りたいですよね。
贈る用は良くても、まれに相手によっては喪中の人から贈られてくることに抵抗がある場合もあります。そんな事をさけるために、できるだけ四十九日を過ぎてから贈るようにすると良いですね。少し時期をずらして、年があけてから、寒中御見舞とするのがおすすめです。
お歳暮の「のし」に気をつける
お歳暮に使われるのしは、通常紅白の蝶結びの水引です。これはおめでたいタイプの水引ですので、喪中の場合は使うことができません。喪中の場合は、白の奉書紙を使用します。
表書きは「御歳暮」(12月初旬〜20日まで)、または、「寒中御見舞」(年が明けてからの1月8日〜2月4日)としましょう。
喪中のあなたにお歳暮が贈られてきたら
上でご説明したように、お歳暮はお世話になった人への感謝の気持ちの贈り物ですから、やりとりは問題ありません。喪中でもありがたく受け取りましょう。
いつもお歳暮をもらうのと同様に、お礼状を出すか電話でのお礼を早めにしておきましょう。
相手が喪中の場合のお歳暮
あなたが喪中の相手にお歳暮を贈る事も問題ありません。
お歳暮を贈る時期
贈る時期も、あなた自身が喪中の時と同じです。相手の心情を考えて、やはり四十九日が過ぎてからの方がいいですね。
- 12月初旬〜20日…御歳暮
- 1月8日〜2月4日…寒中御見舞
お歳暮の「のし」に気をつける
のしも、上でご説明したのと同じです。相手が喪中の場合も、紅白の水引でなく、白の奉書紙にして贈ります。
表書きも、出す時期にあわせて、「御歳暮」(12月初旬〜20日まで)、または、「寒中御見舞」(年が明けてからの1月8日〜2月4日)としましょう。
喪中と知らずにお歳暮を贈ってしまった場合は?
お歳暮を手配してから、喪中はがきが届いた場合や、まったく知らなかったけれども人づてで聞いたりした場合ってありますよね。
あなたが喪中でない場合は、お歳暮に巻いたのしは、紅白の水引のはずです。知らなかったのですから、もちろんあなたは悪くないのですが、結果的にそうなってしまったので、できるだけ早いうちに、手紙や電話でお詫びをしましょう。
親しい人であれば、一度伺ってお線香をあげさせてもらうのもいいですね。たいていは気にされないので、必要以上に心配しなくても大丈夫です。
ただし、放っておくことだけはやめましょう。
喪中でもお歳暮を贈って大丈夫!
喪中でもお歳暮のやりとりには問題はないんですね!
お歳暮は、日頃お世話になっている人に、感謝の気持ちを表すことができるいい機会です。喪中でもOKということが分かりましたので、しっかりとお歳暮を贈って、あなたの気持ちを伝えてくださいね!