温暖化のせいか、このところの夏の暑さは半端ないですね。日差しも強いので、どうしてもカーテンを閉めてクーラーをかけっぱなし、となってしまいます。
そこで、今年はグリーンカーテン(緑のカーテン)を作ってみませんか?グリーンカーテンとは、窓の外に植物を育てて、カーテンのようにして、夏を涼しく過ごすためのものです。
夏らしくて可愛い朝顔のグリーンカーテンを作って、今年の夏は紫外線&電気代を上手にカットしてみましょう!
グリーンカーテン(緑のカーテン)とは
町を歩いていて、このようなものを見たことはありませんか?
これがグリーンカーテン(緑のカーテン)です。植物でできたカーテンですね!朝顔やゴーヤなどのつる系の植物をカーテンのように育てて、夏の強い日差しを遮るんですね。
最近は、エコの目的で、一般家庭はもちろん小学校や会社などでも、グリーンカーテンが育てられています。
グリーンカーテンの効果
グリーンカーテンを作るとどんな利点があるのかを見ていきましょう!
強い日差しを遮ることができる
キレイに育ったグリーンカーテンは、約80~85%もの日差しを遮ることができます。女性にとっては、特に強い紫外線はシミのもとですから、自然の植物を楽しみながら紫外線カットができるというのは、とっても嬉しいですね。
植物が気温を下げてくれる
夏の暑い日でも、木や植物が生い茂った木陰に行くと、ひんやりしますよね。あれは、植物が自分の温度調節のために、根から吸い上げた水分を、葉っぱから蒸散させているからです。これによって、植物の周りの温度が下がっているんですね。
そして、その植物の間を通ってきた風は、涼しさを運んでくれるというわけです。これが、ヨシズやカーテンなどとの大きな違いですね。
また、植物は二酸化炭素を吸って酸素を出しますので、新鮮な空気も提供してくれていますので、良いことづくめです。
電気代の節約になる
このように、グリーンカーテンはわたしたちの体感温度を下げてくれます。それによって、普段よりもエアコンをつける時間を少なくできたり、設定温度を上げたりということにつながるんですね。結果として電気代の節約になって一石二鳥というわけです。
適度な目隠し
植物がカーテンのように育ちますので、外からの目隠し効果もあります。少し気温の下がってきた夕方などに、窓を開けておいても、外から見えにくいので安心です。
グリーンカーテンに適した植物は
朝顔
朝顔のカーテンは暗くなりすぎず快適です。また、夏らしい綺麗な花が楽しめるのでおすすめです。何色か植えると華やかになって、ウキウキできそうです。
ゴーヤ
大きく濃く伸びてしっかりと光を遮ってくれます。また、ゴーヤの実がなるので、夏らしいおかずにもなりますね。子供さんのいる家庭だとみんなで収穫する喜びを体験できていいですね。
夕顔
昼はもちろんカーテンとして活躍してくれますが、夕方から花が咲きますので、ゆっくり花を見ることができます。夕顔と朝顔を混ぜて植えると、朝は朝顔、夕方からは夕顔と、1日中綺麗な花を楽しめます。
そのほか、「ひょうたん」や「ふうせんかずら」なども実がなって楽しいですね!お好きなものを選んでみてくださいね。
わたしのおすすめは「オキナワスズメウリ」です。緑の実が赤くなっていくので、とっても可愛いです。また、リースを作ることもできてクリスマスまで楽しめます。
朝顔のグリーンカーテンの作り方
朝顔のグリーンカーテンの材料
朝顔の種、もしくは苗
朝顔の種か苗をホームセンターで買ってきましょう。種からそだてると愛着がわきますね!ほとんどの人が小学校で育てた経験があるんじゃないでしょうか?
ちょっと自信が無い場合は、すでにある程度育った苗を買ってきましょう。太くて緑色が濃い、元気に育っている苗を選んでくださいね。
プランター
朝顔を植える容器も必要です。横巾のあるグリーンカーテンにしたいので、長方形のプランターがおすすめです。よくホームセンターで見かける、長さが60センチ程度の、白や茶色の菜園用のものなどがぴったりですね。
プランターはあまり大きなものを選んでしまうと、土を入れた後に重くなりすぎて、女性が動かすのには大変になってしまいます。大きなグリーンカーテンを作りたい場合は、プランターを2〜3個に分けて作りましょう。
土
ホームセンターには、花用または野菜用として、すでに必要な栄養・肥料が混ざっている土が売っています。これを使えば、そのまま使えて楽ちんです。
鉢底石
プランターの底には、水はけが良くなるよう鉢底石を敷きます。小石などで代用もできます。
ネット
朝顔が巻き付いて行くためのネットです。ホームセンターや園芸店に行くと、グリーンカーテン用の緑色のネットを売っています。あなたがグリーンカーテンを作る場所の大きさを測っていって、それに合ったサイズのネットを買ってくださいね。
目の大きさはあまり小さい物よりも、10センチ程度のものがおすすめです。
また、ネットでなくビニールひもを使う方もいるようですが、朝顔が大きく育っていったとき、重さで切れてしまう場合がありますので、ネットを使うのをおすすめします。
支柱・棒
ネットを支える支柱です。長いタイプのものでも100円均一で売っていますので、見に行ってみてくださいね。
※作業用の手袋・シャベル・じょうろなども用意しましょう。
朝顔のグリーンカーテンを作る手順
【1】朝顔を育て始める時期は20℃以上になった頃です。5月中旬〜6月頃が一番いいですね。
【2】プランターを設置したい場所に置きます。(土を入れてから動かすと、重くて女性は大変です。)水はけを良くするための鉢底石を、プランターに薄く敷き、上から土をふんわりと入れます。
【3】朝顔の種、または苗を10センチ程度の間隔を開けて植えます。植えたらたっぷり水をあげてください。
〈種から〉植える前に水につけておくと発芽しやすくなります。土に指でくぼみを作り種を入れ、上から土をかぶせて少し押さえます。
〈苗から〉土ごと取り出し、プランターの土をすこし掘って、そのまま植えます。
【4】ネットの両端と真ん中に、支柱をくくりつけ、下のようにプランターの外側に置き、建物側にななめに立てかけます。
この時、ネットが倒れてしまわないようにしっかり固定しましょう。下側はレンガや水を入れたペットボトルを縛ります。上側はサッシの金具など、引っかけられる物に固定します。何もない場合は、サッシの枠に突っ張り棒をしっかりつけて、そこに固定します。
【5】毎日成長を見守りましょう!涼しいだけでなく、花が咲くようになったら毎日朝顔を楽しめます。
グリーンカーテンは一石三鳥!
グリーンカーテンは、
- 紫外線から守ってくれて美肌をキープ!
- 電気代が安くてお財布にも安心!
- 地球に優しい!
と、一石三鳥です!
今年はぜひグリーンカーテンを育てて、その効果を実感してみてくださいね!
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