天ぷらやから揚げなどのフライものって美味しいですよね〜。ダイエットと思っていてもついつい作って食べてしまいますね。
でも、揚げ物の後に残るのが、大量の使用済み揚げ油です。1回で捨てるのはもったいないから、また再利用したいけど、何回くらい使えるんでしょうか?保存中の酸化・劣化も気になりますね。
そこで今回は、揚げ油は何回くらい再利用できて、どのくらいの期間保存できるのか。また、上手に油を保存する方法などをご紹介します♪
使用済みの揚げ油は何回くらい再利用できる?
フライものに使う揚げ油の再利用回数は、揚げたものによっても違ってきますが、目安としては3〜4回と思っておくといいですね。
天ぷら系であれば、あまり油も汚れませんが、カレー風味の衣や、から揚げの素のようなものは、匂いが強いうえに、衣の粉で油が汚れますよね。ですから、その都度、油の様子を見たり、匂いを確かめたりして、また使うか捨ててしまうかを判断してくださいね。
ちなみにみんなはどうしているかというと、
- 3〜4回使う
- 2回使う
- 1回で捨てる
- 5回以上使う
このような結果で、3〜4回使う人が一番多くなっています。
使用済みの揚げ油の上手な保存法
揚げ物で使った油を保存する時は、いくつかポイントがあります。
- 冷める前に揚げ油をこして、まざってしまった衣や粉を取り除く
- 日が当たらないようにする
- 酸化するので空気に触れないようにする
揚げ物が終わったあとは、油の中に揚げカスやから揚げ粉の粉などがはいっていますね。こういったものが入っていると、油が傷みやすくなりますので、油を漉して余分なものを取り除いておきましょう。まだあたたかいうちに漉すのがポイントです。
そして、保存の時は、日が当たったり、空気に触れたりしない方がいいので、市販のオイルポットでの保存がおすすめめです。
油専用の容器ですから、油の保存に適した工夫がされています。容器は透明でなく金属製やホーロー製で、日を通しません。また、フタがついているので、空気に触れて酸化しないようになっています。また通常漉し器がついているので、漉した後そのまま保存できます。
専用のオイルポットに入れた後は、台所の下の開きの中など、日の当たらない所に置いておきましょう。
冷蔵庫に入れるといいという意見もありますが、油が冷えると白く固まってしまったりして、次に使う時に使いにくいです。常温で保存をおすすめします。
使用済みの揚げ油はどのくらいの期間保存できる?
このように、できるだけ使用済みの揚げ油を綺麗な状態で保存はできますが、だからといって何ヶ月もそのまま保存できるわけではありません。
2〜3週間程度を目安にしてください。
自分でできる判断基準としては、「色」と「匂い」があります。
おろしたての油は透き通っていて綺麗ですよね。劣化してきた油は、だんだん黄色っぽくなり、茶色っぽくなって行きます。またしっかり漉していないと、透明度も下がってきます。
そして匂い。油の匂いを嗅いでみてください。古い油の匂いや変な匂いがしませんか?もしそうなら捨てましょう。
使用済みの揚げ油の上手な使い方
揚げ油を取っておいても、そう頻繁に揚げ物をするご家庭は多くないですよね。
ですから、オイルポットに保存している油は、毎日の料理で少しずつ使っていきましょう。炒め物や煮物なんかは毎日何かしら作りますよね。こういった料理で使う油は、使用済みの揚げ油で問題ありません。
また、国民生活センターが行った食用植物油の比較テスト結果に、「油が数回の使用で濁ったからといって捨てる必要はなく、沈殿した油どろを除いて差し油を行うなど、油を上手に使っていくことにより、十分に使用可能な品質を維持できることがわかった。」とあります。
さらに、5人のモニターのテストで、繰り返し使った油での天ぷらの方が、新しい油での天ぷらよりも美味しいと感じる傾向があったというので、ちょっと驚きですね。
天ぷら油は上手に保存して再利用しよう
1回使った揚げ油の再利用回数上手な保存方法の目安をご紹介しました。どうしたらいいかな?と思っていた方は参考にしてみてくださいね。
ただ、1回で捨てないと嫌だ!という人もいると思います。もちろんそれもOKです。何にしても、あなたが快適に料理できる・食べられると感じる基準を大切にすれば大丈夫です。
上手に揚げ油を使っていってくださいね♪
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