1年の最後の月である12月は、なんだかいろいろとやることが増えて、バタバタと忙しくなりますよね。精神的にも慌ただしい気分になります。
そんな忙しい年末に気がかりなのが「大掃除をしなくちゃ!」ということだ、という女性は多いんじゃないでしょうか。今年の内に、大掃除をして家をピカピカにしなきゃ!と思うと、ちょっとプレッシャーですよね。
この年末の大掃除って、みんなちゃんとするんでしょうか?しないんでしょうか?気になります。
そこで今回は、年末の大掃除事情や、大掃除をする意味・由来などをご紹介します。
みんなは年末の大掃除をしているの?
さてさて、まずは世のみなさんは年末の大掃除をしているのかどうか、アンケート結果を見てみましょう。
【年末の大掃除をいつ頃始めるか】
(出典:プラネット)
「年末の大掃除をいつ頃始めるか」という設問に対し、
- 年末の大掃除はしない…29.0%
- 日頃から掃除しているので、年末の掃除は不要…9.5%
というように、年末の大掃除をしない人が、38.5%いました。あ、しない人多い!と安心しましたか?思ったよりも多いな、というイメージではないでしょうか?
性別・年代別で見てみると、男女とも年齢が若いほど、年末の大掃除をしないということがわかります。20代だと半数以上がやらない派となっていますね。
大掃除をしないという人の中には、「日頃から掃除をしているから、年末の掃除は不要」と答えている人がいるのにも注目です。
普段どんなに掃除をしていても、年末はさらに大掃除をして綺麗にしたい、という今までの考えからすると、かなり変わってきたと言えそうですね。
年末の大掃除をする意味や由来は?
でも、そもそも、どうして年末に大掃除をするという習慣があるんでしょうか?大掃除の意味・由来とはどんなものでしょう…?
あなたは、年末にテレビで、神社仏閣などが大掃除をしている「すすはらい(煤払い)」のニュースをやっているのをみたことがありませんか?実はこのすすはらいが大掃除の由来だと言われています。
すすはらいは、もともと1年に1度、12月13日に家の中や外のすすを払い、掃除することです。ただし、ただの掃除ではなく、新年を迎えるに当たって、いつもよりしっかりと掃除をし、綺麗になった状態で、年神様(五穀豊穣の神)をお迎えするためのものなんです。
このように、年末の掃除である「すすはらい」は、初めは宗教的なものでした。これが今では年末の大掃除という形になって残っているんですね。
年末の大掃除をしないようにするコツ
一番最初のアンケートにあるように、大掃除をしない人の中には、「日頃から掃除しているので、年末の掃除は不要」という人がいます。
仕事をしている女性や、小さいお子さんがいる女性だと、なかなか難しかったりしますが、
- 汚れを見つけたらすぐ綺麗にする
- なるべく汚れないような工夫をする(カバーをつけたり)
- 掃除道具をすぐ出せるところに入れておく
- 時間がある時に気になるところを掃除する
のように、普段から気をつけていれば、年末に大掃除をしなくてもすむようにはできますね。合理的ですし、忙しい女性にはいい方法かもしれません。
年末の大掃除をする事のメリット
年末の大掃除をするメリットも見ておきましょう。
- 普段の掃除で手が回らない所が掃除できる
- 旦那さんや子どもに手伝ってもらえて楽しい
- 綺麗にして新年を迎えられるので気持ちが良い
年末の大掃除は、もちろん家が綺麗になるという物理的なメリットがあります。普段の掃除では手が回らない所なども、綺麗にするいい機会になっていますね。
いつもと違って、旦那さんや子どもさんに手伝ってもらって、わいわいと協力しながら掃除ができるのも、家族としてちょっと嬉しい行事になります。
また、新しい年を迎え気分も新たになる時に、ピカピカの家だと気持ちがいいですよね。いつも家を綺麗に保っていても、年末にはさらに大掃除をして気分も一新したいと考えている女性も多いです。
もちろん人によりますが、精神の面でもメリットもあるということですね。
年末の大掃除はする?しない? まとめ
新しい年をすがすがしく過ごしたいという気持ちは、基本的に世界共通化と思いきや、アメリカに長い友人に聞いてみたところ、アメリカでは年末にみんなが大掃除をするという習慣はないとのこと。日本の宗教と日本人の感性によるところが大きそうです。
普段綺麗に掃除をして、大掃除はしないという合理的な考え方も、今の時代に合っていますね。また、これまでのように、やはりしっかり大掃除をしたいという考え方も素敵です。
あなたに合ったやりかたを選んで、お正月を迎えてくださいね!
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