毎日暑い夏ですが、ちゃんとご飯を食べていますか?あまり食欲がないときは、今が旬の色の濃い野菜たちをいっぱい食べるといいですね。
トマトやきゅうりは夏野菜の定番ですが、今回は、ちょっと地味な印象の「なす」をピックアップしてみます!
紫色をした外見が可愛い「なす」ですが、中身が白くてふわふわとしているので「栄養が全然ないんじゃないの?」と思われがちですね。でも、「なす」にも女性なら見逃せない、嬉しい効果・効能があるんです!
一緒に見ていきましょう!
なすの栄養やカロリーは?
大して栄養があるように見えない「なす」ですが、一体どんな栄養が含まれているんでしょうか?カロリーも気になります!
なすに含まれている栄養素は?
- ビタミンB群
- ビタミンC
- カルシウム
- 鉄
- カリウム
- 食物繊維
- 糖質
なすは、約93%が水分です。栄養満点!という訳ではありませんが、ビタミンやミネラル分(カルシウム・鉄・カリウムなど)、そして食物繊維までもがしっかりと含まれていますので、バランスの良い野菜だと言えますね。
なすのカロリーは?
100g = 22kcal
なすのカロリーは、100gあたり22kcalとなっています。100gというと、中くらいのなす1本分ですから、それがたったの22kcalなら、安心して食べることができますね!
ただし、料理をするときには気をつけることがあります。油の使いすぎです。なすは油と相性が良く、天ぷらや麻婆なすのような油を使った料理が美味しいですよね。でも、なすの中の白い部分は油をたっぷり吸い込んでしまいます。
もともとのカロリーが低くても、油を大量に使ったら、カロリーがとても高くなってしまうので要注意です。
ダイエット中ならば、おひたしや焼きなす、煮物など、できるだけ油を使わない調理法で食べるのがおすすめです。
なすの効果・効能は?
地味な「なす」ですが、女性に嬉しい効果・効能があります!ぜひ夏の食卓に取り入れてみてくださいね!
美肌・アンチエイジング
女性にとって「なす」で一番うれしい効果は、何と言っても美肌効果・アンチエイジング効果が期待できることです!
なすの特徴的なあの紫色には、ナスニンという色素が含まれています。これは、最近話題のポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。
この抗酸化作用のおかげで、シミやそばかすなどができるのを防いだり、肌が老化していくのを防ぐ効果を得られるというわけですね。
老化の原因の一つは、身体が酸化していくことです。夏は紫外線によっても肌の酸化が進みます。なすなど、抗酸化作用のある食材を食べるのは、身体の老化防止にとてもいいことなんですね。
夏バテに効く
なすには「コリン」という栄養素も含まれていて、これが胃液の分泌を促進してくれるので、夏バテしているときに食欲アップさせてくれます。
夏バテの時はダイエットは忘れて、油を使ったなす料理も食べちゃいましょう!
生活習慣病の予防
高い抗酸化作用のナスニン(ポリフェノール)は、身体の血液をサラサラにし、コレステロール値も下げてくれます。それによって、脳梗塞や動脈硬化、がんなどの生活習慣病になるリスクを低くする効果が期待できます。
また、紫色のナスニンは、ブルーベリーと同じアントシアニン系色素で、目の疲労回復にも効果があると言われています。
腸内環境の改善
なすに含まれている食物繊維のおかげで、便秘が解消されます。便秘が解消により、腸内環境がよくなっていくため、大腸がんなどの腸に関係する病気を予防する効果が期待できます。
むくみをとる
カリウムの利尿作用によって、身体の余分な水分が体外に排出され、むくみが改善されます。
なすもしっかり食べて効果・効能をゲット!
身体へのいい効果・効能がなさそうに見える「なす」ですが、見ていくと、こんなにたくさん身体にいいことがあったんですね!
ただし、なすには身体を冷やす働きがありますので、そこだけは気をつけてくださいね。身体をあたためる、しょうがなどと一緒に食べるとGOODです!
今年の夏は、なすもいっぱい食べて、しっかりアンチエイジングしちゃいましょう!