グルーガンって知っていますか?
手芸やDIYなどで使う接着剤なのですが、最近テレビなどでもよく出てくるので、見たことがある人も多いと思います。
使い方は簡単そうだし、いろいろなオリジナル作品が作れそうなので、やってみたいな〜なんて思っている人も多いんじゃないでしょうか?
そこで今回は、初心者のあなたに合ったグルーガンの選び方や、基本的な使い方やコツについてご紹介していきたいと思います!
わたしが実際買って使ってみた経験からの意見もシェアしますね〜!
グルーガンとは?
グルーガンとは、グルー(glue=のり・接着剤)ガン(gun=拳銃・ピストル)という名前の通り、拳銃型をしたのりのことです。
専用の棒状ののりを熱で溶かし、拳銃の引き金を引くようにして、溶けたのりを出して、接着するという仕掛けです。
グルーガンを買える所
- 100円均一(ダイソー、セリアなど)
- ホームセンター
- 手芸用品店
- ネット販売
このようにグルーガンを買えるところはたくさんあります。どこも身近な感じなので買いやすいですね。
買う前にネットで評判などを調べるのがおすすめです。
安く抑えようと思ったら100円均一がいいですね。(ただし、100円以上の値段の場合もあります。)
手芸用品店にも置いてあります。グルーガンを使った作品例なども飾ってある場合がありますので、店員さんに相談することができていいですね。
また、ホームセンターなら、より多くの種類を扱っている場合が多いです。
あなたが小物作成に使うようなタイプから、業務用の大きいものまであります。DIYなどで使うパワーのあるものも多いです。
わたしもホームセンターで、小型のものを買いましたよ。
残念ながら近くのお店に置いてない場合は、ネット通販ができます。ネットの場合は、それこそたくさんの種類から選ぶことができますね。
趣味の小物作り程度で使うグルーガンなら、値段は1,000円程度までのもので十分です。
グルーガンの選び方
グルーガンにはいろいろな種類があるので、初めて使う場合はどれを選んだらいいのかわからないですよね。
- パワーのある大型のもの・パワーのない小型のもの
- 電源スイッチのあるもの・電源スイッチのないもの
- コンセントにさして使うもの・電池式コードレスのもの
- 電気コードが短いもの・電気コードが長いもの
- 先が細いもの・先が太いもの
- 倒れないように支えがあるもの・ないもの
- 液漏れ防止機能があるもの・ないもの
ぱっと思いつくだけでもこれだけあります。
すべての機能の良い方だけを選ぶことはできないので、機能などから優先順位を考えて、総合的に決めてくださいね。
♥ パワーのある大型のもの・パワーのない小型のもの
初心者が小物を作るのであれば、小型のもので問題ありません。
大きくてパワーのあるものはDIYなど大物を作る時に選びます。
♥ 電源スイッチのあるもの・電源スイッチのないもの
本体に電源スイッチがあるものとないものがあります。スイッチがあるとしばらく使わないので切っておきたい場合などに便利ですが、小型のものはスイッチがないものがほとんどです。
コンセントの抜き差しで電源をON-OFFすれば問題ありません。
♥ コンセントにさして使うもの・電池式コードレスのもの
コードをコンセントに挿して使うものと、屋外などでも使えるよう電池式でコードレスのものがあります。
好きな方を選べば問題ありませんが、コンセントに挿して使うタイプがほとんどです。
♥ 電気コードが短いもの・電気コードが長いもの
100均の製品だと、電気コードがとても短いものがあります。これはとても作業がしにくいです。
延長コードを足すか、コードの長いものを買いましょう。100均以外のものならある程度は長さがあるはずです。
♥ 先が細いもの・先が太いもの
溶けたグルーが出てくる先が細いものと太いものがあります。手芸屋さんなどで売っているグルーガンだと、細かいところの作業ができるように、先が細くなっているタイプを見かけます。
機種の選択肢はあまりないので、通常は気にする必要はないです。
♥ 倒れないように支えがあるもの・ないもの
グルーガンを立たせて置けるよう支えのついているものとついていないものがあります。大抵は、針金のようなもので簡易の支えが付いています。
できればついている方がおすすめです。付いていない場合は他のもので代用できます。
♥ 液漏れ防止機能があるもの・ないもの
少し置いておくと、溶けたグルーが流れてきてしまうものがあります。100円均一などの超安価なタイプに多いです。
たれてくる前にさっさと作業ができればいいですが、この機能があるとストレスなく作業ができます。
初心者におすすめのグルーガン
グルーガンを使うのがまったくの初めてという場合は、とにかく使ってみることが大事です。
まずは、安価なタイプをひとつ買ってみましょう。
あなたが手芸などの小さいものを作りたいと思っているのなら、小さいサイズで安価なタイプでOKです。
しばらく使ってみると、「もっと連続して使いたい」「のりがもっと多く出るのがいい」「外で使いたいからコードレスがいい」などなど、いろいろと希望が出てくるかもしれません。
そのときにはあなたはもうしっかりと自分にあったグルーガンを選べるはずです。ガンガン使うのであれば、希望にあったものを買えばいいですね。まずは使ってみるのがおすすめです!
ただし、あまり使わない・細かくこだわらないという場合は、どんなタイプでも大丈夫なはずです。
わたしが買ったのはこちらです。アマゾンのレビューで評価が良かったのが決め手でした。実際に使っていたところ、とてもいいですよ〜。
このグルーガンの良いところは
- 値段が安い
- 溶けたグルーがたれてこない液漏れ防止機能がある
- 100均とくらべてコードが長い
- 倒れないように支えがついている
などです。
初めて買う人には価格的にも機能的にもおすすめです!
このグルーガン用のスティックも必要です。グルーガンのスティックは太さが違うものがあります。必ずあなたのグルーガンにあう太さのものを確認して買ってくださいね。
グルースティックはかなり早くなくなりますので、たくさん使う時は多めに買っておくのがおすすめです。
グルーガンの基本的な使い方
ではグルーガンの使い方をみていきます!
【使い方1】わたしが買ったもののパッケージはこんな感じです。ピタガンGM-100(藤原産業株式会社)というものです。グルースティックも3本入っていました。値段はホームセンターで800円くらいでしたよ。
【使い方2】グルースティックを本体に差し込みます。奥の方までしっかり差し込んでください。
グルースティックは必ず製品に合った直径のものを使ってくださいね。この製品の場合7.5ミリです。
【使い方3】コンセントにプラグを差し込みます。差し込んだグルースティックが溶けて使えるようになるまで待ちます。この製品の場合、温度が適温になるまで5分ほどかかります。
早すぎるとまだ溶けていないため、グルーが出てきません。ちゃんと溶けるまで待つのがコツです。
写真にあるように、針金の簡易な支えがあると待っている時や、作業中に置く時に楽です。
【使い方4】5分たったら、三角の緑のトリガー(引き金部分)をそっと握ってみてください。溶けたグルーが先端から出てきます。
普通のボンドと同じようにくっつけたい者同士を接着させます。グルーが固まってきたらすぐくっつきます。
先端や本体は熱くなりますのでやけどには十分注意してくださいね。
【使い方5】グルースティックが短くなったら、後ろから新しいスティックを差し込んで補充します。スティックが短くなるとトリガー(引き金部分)を握っても作動しなくなります。
グルースティックはかなり減りが早いです。
【使い方6】グルーガンを使い終わったらコンセントを抜き、本体が冷めるまで放置しておきましょう。
完全に冷めたのを確認してからしまってくださいね。その際、グルースティックはさしたままでOKです。次に使う時はそのまま使います。
グルーガンを使う時のコツと注意
うまくくっつかない時のコツ
グルーガンは普通につければカンタンに接着されます。
もしもうまくくっつかない場合は、くっつけたいものの表面が汚れていないかチェックしてみてください。汚れていたり粉がついていたりしたら、綺麗に拭いてください。
また、グルーガンの温度が下がっていないかも大事です。使い始めや新しいスティックを入れた時は、温度が低い場合があります。そうすると、グルー(接着剤)がしっかりと溶けておらず、すぐに固まってしまい、くっつきにくいということがあります。
しっかりとグルーが溶けてから使いましょう。
他には、グルーの量が少なすぎるという理由も考えられます。綺麗に仕上げたいと思いますが、はみ出ない程度にたっぷりとつけてみてください。
糸が引いてしまう時のコツ
グルーをつけた時に糸が引いてしまうというのは、多くの人の悩みですね〜。
コツとしては、グルーをつけた時にそのままグルーガンを離すのではなく、グルーの上でくるくる〜っと円を書くようにして、伸びる糸をしまい込むことです。
でもどうしてもうまくできない場合は、固まってから糸になった部分を取り除けばOKですよ〜。
こちらの動画が参考になります。
すぐ固まってしまう時のコツ
接着する前にグルーが固まってしまう、という悩みも聞きますね。
これは、上でも説明しましたが、一つは温度が下がっているためすぐに固まってしまうということが考えられます。
しっかりとグルーが溶けるまで待ってからつけてみてください。
また、グルーガンは、溶けたボンドが冷めることでくっつく、というものなので、時間が経って冷めると固まってしまいます。
なるべく早く作業するようにするといいですね。
グルーガンの注意
グルーガンの強度はあまり強くありません。リースや小物、デコなどに使うには問題ありませんが、強度や耐久性が必要になるものに対しては、グルーガンのみで使用しない方が安全です。
例えば、荷物をかけるための壁のフック、子ども用の小さな木の椅子など、力がかかるようなものに対しては危険です。
また、使用中は熱くなりますので、やけどには十分に注意してください。溶けたグルーももちろん熱いですから触らないでくださいね。
お子さんがいる場合は特に気をつけてください。
使い終わった後は、コンセントの抜き忘れにも注意してください。案外あるんですよ!
グルーガンと接着剤の違い
リースやデコなどを作る時、普通の接着剤でもくっつけられますよね。もちろん接着剤を使っても問題はありません。
では何故グルーガンを使う人が多いんでしょうか?
それは接着時間が早いからです。普通のボンドはしっかりと固まってくっつくまでかなりの時間が必要ですよね。(瞬間接着剤は除く)でも、グルーガンなら溶けたグルーが冷めたらすぐにくっつきます。
とってもカンタンに使えるんですね。
また、もしも剥がしたいという時、普通の接着剤は接着力が強いため、しっかり付いてしまってなかなか剥がせません。でも、グルーガンなら冷めた状態でポロッと外すことができます。
強度的には強くはありませんが、小物作りには使い勝手がいいんですね。
時々ホットボンドという名前も聞きますが、これはとグルーガンと同じです。ホット(熱い)ボンド(接着剤)ですね。
まとめ
とっても長くなってしまいましたが、グルーガンの使い方やコツ、選び方についてご紹介しました!
使い始めるととっても楽しいですよ〜。わたしもハマってしまって、いろいろなオリジナル小物を作って友達にプレゼントしています!
季節ごとのリースはもちろん、ミラーやスマホケースのデコ、結婚式のウェルカムボード、その他あなたのアイデアで素敵な作品を作ってくださいね〜!