夏など、暑い時期になると、キッチンで「コバエ」を見かけたりしますね。酷いと大量発生していることがあります。
もう、ゾオォォォ〜とする光景ですよね。汚くしているわけでもないのにどうしてでしょう?もう二度とそんなことにならないようにしたいですね。
今回は、そんなコバエについて、大量発生してしまったときの駆除・退治法や、予防する方法などを見ていきましょう!
(※記事の中にコバエの写真はありませんので、安心して読んでくださいね。)
家庭で見るコバエの種類
わたしたちは、小さなハエが飛んでいると、それを全部「コバエ」と呼んでいますが、コバエは小さいハエの総称です。
普段あなたが生活している中で目にする「コバエ」はたいてい以下の3種類です。
♥ ショウジョウバエ
♥ ノミバエ
♥ チョウバエ
これらの種類のハエについて、詳しく見ていきます。気持ち悪いので写真は載せていないので安心してくださいね!
ショウジョウバエ
- 体長2ミリほど
- 体の色は黄色〜茶色
- 目が赤い
- 動きが速い
ショウジョウバエという名前はよく聞いた覚えがありますよね。特に現在30代〜40代の方は、小学校の時にショウジョウバエの観察などがあったんじゃないでしょうか?
ショウジョウバエは、主に生ゴミに発生します。キッチンの三角コーナーや、食べ物のかすを捨てた、ゴミ箱などでよく見られます。また、腐りそうな野菜や果物など、食品にもたかるので、キッチンでよく見られるコバエです。バナナを長期間出していると、寄ってきます。
キッチンの生ゴミや腐った野菜のにおいをかぎつけて、家の中に入ってきます。そして、その生ゴミや野菜に卵を生み付けるので、大量発生したりします。
ノミバエ
- 体長2ミリ〜3ミリ程度
- 体の色は黄色〜茶色
- 名前の通り、ノミのようにはねる感じに動く
ノミバエもショウジョウバエと同じように、生ゴミや腐ってしまった野菜・果物に発生します。そのため、キッチンでよく見られます。
チョウバエ
- 体長5ミリ程度
- 体の色は灰色〜黒色
- 活発に行動するのは夜
チョウバエは汚れた排水溝にたまった腐敗物が発生源です。お風呂場やトイレなどで見かけるコバエは、この「チョウバエ」です。水があって薄暗い場所が好きなコバエです。体長は5ミリ程度と大きめで、上の2種類のコバエの大きさの2倍ほどあります。
コバエの発生源は?
キッチン(台所)
コバエが発生しやすいのは、キッチンです。上でご説明したように、台所で見かけるコバエは、「ショウジョウバエ」と「ノミバエ」です。
キッチンには生ゴミが放置されている三角コーナーや、野菜の皮や食品の残りなどが捨ててあるゴミ箱がありますね。そして、それが好物のコバエが家の中に入ってきて、生ゴミに卵を産むため、コバエが発生するもととなります。
お風呂場
お風呂場でもコバエの発生源となります。お風呂場で見かけるコバエは「チョウバエ」です。
お風呂場の排水溝は、なかなかキレイに掃除ができませんね。どうしても汚れ(ヘドロ)がたまってしまい、そこが発生源となります。
コバエを駆除する方法
家の中で飛んでいるコバエを駆除・退治するにはどうしたらいいでしょうか?キッチンに出るコバエとお風呂場に出るコバエとではタイプが違いますので、それぞれに合った駆除法をすることが大切です。
スプレー式殺虫剤
コバエを見かけたときにすぐに駆除したいのなら、市販のスプレー式の殺虫剤を利用しましょう。即効性という面ではおすすめします。どんな種類のコバエにもOKです。
市販のコバエ取りホイホイ
スプレー式殺虫剤は、その場で対処できるのが利点ですが、出てきては出てきては、退治しないといけないので大変です。
そこで、市販の置いておくだけのコバエ取りを利用してみましょう。あなたがいないときでもコバエを取ってくれますので、らくちんでおすすめです。ただし、たくさん取れていると気持ち悪いので、取れたコバエがなるべく見えないようにしておくのがコツです。
↓CMでも見るこのタイプの物が一番知られていますね。食品を好むコバエ用ですので、ショウジョウバエやノミバエなどの台所に出るコバエに使ってください。
めんつゆトラップ(自作)
市販のコバエ取りホイホイと同じ原理の「コバエ取りのトラップ」を自分で自作することもできます。よく知られているのが「めんつゆトラップ」です。めんつゆでコバエをおびき寄せます。
このトラップも、生ゴミ好きでキッチンに発生する、ショウジョウバエやノミバエに効き目があります。
【材料】
- めんつゆ
- 水
- 台所用洗剤
- 紙コップやペットボトルなど(トラップ容器)
- 紙コップや、ペットボトルを切ったものをトラップ容器として用意します。
- 中に水を1センチほど入れます。
- めんつゆを数滴たらします。
- 台所用洗剤を数滴たらします。
- 軽く振って混ぜます。
- できあがり!
- コバエが出ているところの近くに置いておきます。
- コバエが浮いてちょっと気持ち悪いので、気をつけてくださいね。
めんつゆのかわりに、麦茶や赤ワイン、ハチミツやお酢なども効果があります。一つ試して効果がなかった場合は、入れる物を変えてみるのもおすすめです。
ハエ取りテープ・ハエ取り棒
粘着性のあるテープや棒を、コバエのいるところに設置して、コバエがくっついてくれるのを待つ方法です。これは、どんな種類のコバエにもOKです。ただし、これもコバエがたくさんくっつくと、ゾゾ〜っとしてしまいますので注意してくださいね。
コバエ予防対策
普段からできるコバエ予防対策を見ておきましょう。
台所のコバエ予防対策
上でご説明したとおり、キッチンのコバエの原因は、生ゴミです。特に、すこし時間が経って腐敗してくると、さらにコバエが好みます。
ですから、シンクの三角コーナーの生ゴミは毎日処理することが大切です。生ゴミを入れたビニール袋は、ぴっちりと縛って、ニオイが漏れないようにしましょう。心配な場合は、ビニールを2重にします。
また、ゴミ箱にすてるゴミも注意しましょう。たとえば、バナナの皮。バナナを食べた後、シンクの三角コーナーではなく、ゴミ箱にそのまま捨てていませんか?
そのまま捨てた皮は、ゴミ収集日までゴミ箱の中で腐敗していき、コバエを呼び寄せてしまいます。食べ物に関しては、全てビニール袋に入れて捨から、ゴミ箱に入れましょう。
お風呂場のコバエ予防対策
お風呂場の場合は、排水溝などにたまった腐敗物(ヘドロ)がコバエの発生源ですから、とにかく徹底した掃除をすることが、一番の予防対策となります。
コバエの大量発生を予防して快適に
家の中でコバエを見るとイヤな気分になりますよね。1〜2匹見ただけだから…と放っておくと、いつのまにか大量発生してしまうことがあります。発生してからの退治法もありますが、普段から、コバエが出ないように予防しておくのがおすすめです。
また、キッチンに出るタイプのコバエと、お風呂場に出るタイプのコバエは違うので、退治法もそれぞれに合わせた方法を選ぶと言うことは憶えておいてくださいね。
暑い時期もコバエのいない快適な生活を目指しましょう!