出勤途中やお買い物の途中で、ゴミ袋を破って生ゴミなどをつついているカラスをよく見かけませんか?うちの近所でも、毎週違ったお家が、かわるがわる被害にあっているのを目にします。
マンションなどの集合住宅の場合は、金属製の扉の付いたゴミ置き場がありますし、管理する人もいるので安心ですが、戸建ての場合はそうもいきません。
誰かが家にいる場合は被害にあってもすぐ対応できますが、みんなが仕事や学校で出かけてしまう場合は困りますね。近所の方が掃除をしてくれたりもしますが、とっても申し訳ない気持ちになります。それに、ゴミの中身を見られてしまうのも、恥ずかしいですね。
そこで今回は、憎っくきカラスにゴミ袋を荒らされないための効果的な方法・対策をいくつかご紹介します。
いつも被害にあって困っているというあなたは、ぜひチェックしてくださいね!
カラスの習性
具体的な方法の前に、まずはカラスの習性について知っておきましょう。敵を知ることも必要ですね。
わたしたち人間は、赤・緑・青を感じ取る3種類の視細胞がありますが、カラスの場合は、赤・緑・青に加えて紫外線も見ることができます。そして、視力はナント人間の5倍もいいと言われています。
ただし、嗅覚は鋭くないので、ゴミを漁る時は視覚で判断しているんですね。え、見た目だけで判断しているなら、偽物の食べ物も狙われるってこと?と思ってしまいますが、紫外線が見えることで、光の反射率などから、本物との区別をつけることができます。
だから、上手に食べ物の入ったゴミ袋を狙うことができているというわけですね。
そして、カラスは雑食で、昆虫や小動物の死骸、カエルやイモリなど、いろいろなものを食べます。家庭からでた生ゴミも、一度味を覚えてしまえば、大好物というわけです。
また、カラスは大変頭がよく、すぐに学習してしまうので、こちらがいろいろな対策をしても、すぐに慣れてしまうのでやっかいです。
生ゴミのカラスよけ対策5選
では、あなたが普段簡単にできる、生ごみのカラスよけ対策を具体的に見ていきましょう。
1.生ごみをカラスに見えないように覆う
カラスは目でエサをさがします。特に赤っぽい色のもの(肉)は美味しいものだという学習がされていて、狙われます。また、濡れているものも、そこに魚などがあった経験から、美味しものがあると思っています。
今は指定のゴミ袋が透明や半透明なことが多いですから、生ゴミは新聞紙・紙袋で包んで、外から見えないように、そして水気が出ないようにしておくのが基本です。
プライベートなゴミの内容が見えないように、ゴミ袋全体を新聞紙で覆っている人も多いかと思いますが、それもいいですね。
ただし、見えなくていいからと、ゴミ全部を黒いビニール袋に入れてから、指定のゴミ袋に入れる場合は注意が必要です。
自治体によっては、中身の見えないゴミは回収しない場合もあります。一度、自治体へ確認をしておくといいですね。
2.ネットやカバーをかけて重しをする
ほとんどの人が、カラスよけのネットをゴミ袋に被せていると思います。ネットは簡単ですが、効果がありますのでおすすめです。
でも、カラスも頭がよく、このネットをくちばしでつついて、めくってしまうことがありますね。
そこで、ネットをかぶせる場合は、
- ゴミ袋をすっぽり包める大きさのネットを使う
- ネットの隙間があまり大きくないものを選ぶ
- 上にかけるだけでなく、ゴミ袋の底まで全体を包む
- 上に重しをおく(重り付きのネットもあります)
- 可能であれば、壁などに押し付けて転がらないように置く
といった工夫をすると、被害が少なくなります。
カラスよけネットは黄色がいいという話をききますね。実際効果があったという話を聞くので、わたし自身が試してみたのですが、残念ながらカラスにやられてしまいました。
また、黄色ネットをかけていても被害にあっているお宅も、近所で見ました。
色にこだわるよりも、上のような追加対策をするのがおすすめです。
↓重りがついたネットもあります。
3.ゴミ収集車が来る時間に合わせて出す
昼間に家にいることができる場合は、ゴミ収集車が来る時間の少し前に出すのがおすすめです。
夜の間や朝の早いうちにゴミ袋を出しておくと、それだけカラスがゴミを漁るチャンスが増えますよね。ですから、収集のギリギリに出せば、被害が少なくなります。
ゴミ収集車が来る時間は、だいたい毎回同じくらいのはずです。わからない場合は、ゴミの日に何時くらいに来るのかチェックしてみてください。
4.カラス撃退グッズを使う
カラスを撃退するグッズがいろいろありますよね。
たとえば、
- CDや鏡など、キラキラと光るものを近くに置く
- カラスの嫌いな音・超音波を流す
- カラスよけスプレーをまく
なんてものがありますね。
面倒でなければ一度やってみるといいですね。ある程度の効果はあるはずです。
ただ、キラキラするものは、すぐにカラスが慣れてしまうことが多いです。(実際やってみたところ、最初から効きませんでした。)
また、個人でカラスよけの音や超音波を流すのは大変ですし、スプレーも毎回買うのはお金がかかってしまうのが難点です。
5.生ゴミを減らす努力をする・コンポスト
大元から解決する方法として、あなたのお家から出る生ゴミをなるべく減らすようにする、というのもできますね。
料理する時に生ゴミが出ないように使い切ったり、食べ残しが出ないように量を考えながら作る、といったことをやってみましょう。
コンポストなどで生ゴミを処理するのもおすすめです。ガーデニングの時の肥料に使えて一石二鳥ですね。
6.あきらめずに継続する
カラスは頭のいい動物なので、うまく食べ物の入ったゴミ袋を狙いますが、反対に、これはダメだという判断も学習します。
ここには食べるものはない、もしくは撃退する何かがある、と学習すれば、だんだんと近寄らなくなっていくはずです。
これらの予防対策法を続けることが大事です。
カラスに狙われるゴミ出し
さて、では反対にカラスに狙われるようなゴミ出しの例を挙げておきますね。
- カラスの餌となる生ゴミが入っているのが、外から見える
- カラスよけネットの網の目が大きい
- カラスよけネットやカバーがかけてあるだけで、包んでいない・重しがない
- ゴミ袋を夜のうちから出してある
先にご紹介した、効果的なカラス対策の真逆が、カラスに好まれるゴミ出し方法です。
生ゴミのカラスよけを上手にしよう
カラスの被害に困っている人は多いですが、実は基本的なことをやっていない場合があります。
基本はゴミ袋の中身(生ゴミ)が見えないようにして、カラスよけネットでしっかりと覆うですが、実際にゴミを出す時に、ちょっと生ゴミが見えていたり、ネットがゆるゆるだったりしていませんか?もう一度チェックしてみてください。
そして、それをベースにして、今回ご紹介した内容も追加でやってみてくださいね。
わたしは、長い間通常のネットでカラスよけをしていましたが、たびたび荒らされることがあったので、今はレジャーシートにネットを縫い付け、二重にしたものに、重しをつけました。レジャーシートが効果的なのか重しが効果的なのかはわかりませんが、カラスに荒らされなくなりました。
あまり被害が多い場合は、区役所など地域の施設に相談してみるのもおすすめです。あなたにとって一番効果的な方法を見つけてくださいね。
この記事を参考に、地域のゴミが荒らされなくなることを願っています!
実際にいろいろ試してみて、我が家で一番効果のある対策法が見つかりました!こちらの記事も読んでみて!
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